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SとMを間違えたら  作者: 石ノ森椿
2/2

非通知

家に戻ると、俺はすぐにパソコンを開いた。


目的は…まぁブログ書きなんだけど。

[今日来た後輩、知り合いにそっくりで、チョービビった!!]

これで、送信っと。


家でパソコンを睨みつけてる風景(さま)って、本当にさみしい独身男って感じなんだろうな…。


「はぁ~…。」

ついため息が漏れる。


プルルルル~♪

ん?着信…誰だろ…?

…非通知?


「はい。」


「あ、西島先輩ですか?坂井です。」

あ、なんだ、コイツか。


「どうした?こんな時間に。もうかえってるだろ?」


俺が尋ねると、少し間が空いてから、嬉しそうな声で答えた。


「実は、帰りに会社の名簿で、確認して、連絡入れてるんです。良かったら、この番号登録お願いできますか?」


「なんで?」


「色々教わるのに、とっさに連絡ができないと、不都合かと思ったので。」


あ、そう言う事ね。

…それだけ…か。


「あぁ。」


ボソッとそう返した俺に、坂井はまた嬉しそうな声で、「有り難うございます!ではまた!」と言って、話すだけ話して、ブツっと切った。


おいおい、もっと上手に切るもんだぞ、電話って。


まずここから教えないといけない気がする。


ふわぁ、ってもう1時過ぎてんじゃねえか!!

早く寝よ…。



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