男子部部長以下略2
「篠田、ちょっといい?」
インターハイの一日目が終わりレギュラーと一緒に話していてそろそろ寝ようかとなったとき、ホテルのドアがノックされた。
「いいけど、どうかしたのか?」
「いや、あの・・・ごめん!」
訪ねてきたのは三年生の女子レギュラー達で(ちょっとだけ遥佳じゃないかと期待した。)その様子から部屋を出て話すことにした。
「ごめんってなにが?」
「いや、実はさっき女子レギュラーで話してたのよ。ミーティングっていうかそんな感じで。」
「で、その時に篠田と遥佳の話になって、つい」
「告白された?いつ付き合い始めたの?って聞いちゃったんだよね。」
「え、」
つまり話の流れでいつ告白したのか、いつから付き合ってるのかという話になったということだろうか。
「・・・べつにいいんじゃねえの?どっちにしろインターハイ終わったら告白しようと思ってたから・・・」
「えっとだから、その前にたぶん篠田が遥佳のこと好きだってことが一年女子3人にばれてると思うんだよねー」
「というか、確実に分かったと思う。」
「だから、ごめん!」
「でもまだ告白してないなんて思ってなくて。」
「県大会の時いい感じになったって言ってたからもう告白したものだと思って・・・」
告白する前に、俺の気持ちが相手に伝わっているということなのだろう。
でも、話してしまったことは仕方がないし、どちらにしろあと数日違うだけの話で、
「まあ、明日からは特に顔合わせる機会もないだろうし大丈夫だと思う。たぶんだけどな・・・うん大丈夫。気にするな。」
「・・・ホントごめん、明日頑張ってね。」
ちょっと考えがまとまらない俺を見てそそくさと奴らは帰って行った。
しかしどうしようもないと思っているのも事実で。
「仕方がないか。」
そうつぶやいて部屋に戻った。
ケータイに遥佳からのLINEがはいいていてちょっと悶えて同室のやつに変な目で見られたのは気にしないことにする。




