毎年変わらない今日という日
多分、どこか遠慮していたんだと思う
多分、どこかまだまだと思っていんだと思う
結婚した当時みんなで温泉旅行した時、ドラマみたいに、義父さん、お背中流しましょうか? って聞いたことがあった
自分じゃ流せなくなったら頼む、って言われた
つい最近のように覚えている
それ以来、背中流しましょうか、は言えなくなった
そうでしょ
自分じゃ流せなくなったと思っていると、思われちゃう
今年の正月、みんなで温泉旅行した時、小さくなった義父さんの背中を見た
義父さんは数年入院していて久々の旅行
ちゃんと自分で背中を流しているの義父を見た
それから数ヶ月後、義父さんは自分で背中が流せなくなった
静かに横たわっている
湯灌という形ばかりの最後のお風呂の儀を行ったが、背中は流してあげられなかった
多分、その時が、一番悔しかったんだと思う
多分、どこか遠慮していたんだと思う
多分、どこかまだまだと思っていんだと思う
生きていても、そうでなくても、毎年変わらない今日という日
お誕生日、おめでとうございます
現実がベース。今日が誕生日なのです。