私は私が大好きです。
私は私の嫌いなところを幾らでもいうことができます。
性格が悪い。顔が不細工。努力ができない。自分勝手。
あげていけばきりがありません。
貴方の長所は?と聞かれて困ってしまうくらいには、私は他人に誇れる部分がありません。
私に点数をつけるなら100点満点中10点です。
それでも私は、私を愛しています。
昨日、路地裏でリンチされている男の人がいました。
しかし私はその人を助けませんでした。
私はその時、初めて私は私のことをすきなのを自覚しました。
私はとても醜い生き物です。
見た目だけでなく、性格もです。
私は私のことを嫌いですが、ほかの人よりも自分をゆうせんするようなごみ人間です。
その癖に、一丁前に怒り、人への悪口をSNSに書き込むような人間です。
私は私のこういうところが何よりも嫌いです。
かといって、私は自殺するような勇気も持ち合わせていません。
私は人の人生では背景のようなものだと思います。
誰の記憶にも大して残らないような人間です。
もしかしたら、悪い意味で記憶に残ることはあるかもしれませんが。
神様。どうかこのどうしようもないわたしをお救いください。
なんて他力本願な人間です。