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同じ気分転換でVRMMOっぽいものを書きました。どうぞ宜しくお願いします。

キンーコンーキンーコン


「では、本日の授業はここで終わり」


「ありがとうございます!


「さてと、既にみんながご存知していると思いますけど、諸君の担任として、『夢幻想オンライン』について、幾つかの話があると思います」


「待ってください、加賀先生、その説明は私の仕事ですよ」


「エ、エド主任!」


担任の話を中断させ、勝手にこの教室に入ったのは見た目はちょっと痩せ過ぎる人。しかしその目を見れば、この人は決して一般人ではない事を理解できた。


なぜなら、その人の目は蒼い炎が燃えているから。


「初めまして、一年甲組の新入生たち。入学式の時も挨拶したが、この近距離ではなかったから、驚いた生徒もいると思うから、改めて自己紹介をさせていただきます。が、その前に、さっき加賀先生の問題、誰かが答えられるのか?」


「はい!現実の被害を最低限に抑えたいです!」


先生の問題を一番早く手を上げて答えたのは、このクラスの委員長。厚いグラスの眼鏡をかけてるから、どう見ても勉強を得意するのタイプだそうだ。


「その通りだ。この世界は人間だけではない、諸君と同様、色んな種族が存在しています。もし何かの制限を制定しないと、おそらくこの世はまた君たちが今まで読んだ歴史のような乱世であるだろ」


先生の話は本能で理解した。まあ、その蒼い炎の目からのは、何よりの説得力だ。あ、俺の名前はサマセタ、サマセタ=レインハート、この南河高校今年の新入生である。


「では自己紹介させてもらおう。私はエド=リチャルソン、この学校の警備主任を担当させてもらっています」


主任が自己紹介をしながら、目の炎も閃いている。俺の知る限りでは、目が蒼い炎を持つ種族はただ一つ……


死の騎士。


伝説によると、それは遥か昔の時邪神によって作った兵器である。しかしこの先生から全くそのような雰囲気がない。まあ、その蒼い炎が怖いけど。


そんな化け物が警備主任を担当させられるなんて、この学校は一体……?


「あの、エド主任、目の炎が燃えているよ」


「あ、うっかり」


加賀先生が言われたまで、エド主任は気づかなかったようだ。しばらく後、目の炎が消えたけど、瞳はさっきの炎と同じ色だから、威圧感は減ってない。


「まさか何かと戦いましたの?」


「ああ、少し迷子の野良飛竜を駆除したけど、戦いは久しぶりだから、うっかり本気になって炎を燃えてしまったようだ」


そう言えば、入学式が終わった頃、獣の悲鳴を聞いた気がした、まさかそれか!


「最後に一言、ゲームをする時は必ずルールを守ってください。では、話は以上となります」


エド主任は静かに俺たち生徒に礼をした後、教室から離れた。


「みんなはエド主任が言った話をよくわかっているよね」


「はい!」


俺はその異様な威圧感だけを覚えているけど。


「では、入学の日はここで終了とします」


放課の信号が鳴りだから、加賀先生が先に離れた後、誰も急いで家に帰るようにしていた。


俺もその中の一人だけと。だってやっとあのゲームをやれるから、このワクワクは耐えられるものか!


=======


「そうか、やっとサマセタも許可をもらったのね」


家に到着した後、こうやって俺に声をかけてくれたのは俺より二つ年上の姉、同じ南河高校の三年生、サシアン=レインハート。


なんでもできる優秀な姉だから、小さい頃からよく他人に比べさせられる。


「では私は先にログインするから、あなたは始まりの村から離れるなよって言いたいけど、あなたは日課があるよね」


「はい」


日課、それは俺が毎日やらないといけない鍛錬の事。もちろん俺は早くログインしたいが、俺の日課は一日でも不可欠だから。


「では私はあなたが使えるものを用意できたから、始まりの村であなたを待つ」


「わかった。ありがとう、姉さん」


部屋に戻って、着替えたから、日課をはじめた。


とは言え、それも筋肉鍛錬だけ。何故なら、俺はもっと筋肉を鍛錬しないと。


よし、少し時間をかかったけど、ようやくそのワクワクの心を抑えながら一千回の腹筋と腕立て伏せ、そして五十キロの鉄亜鈴ができた。この日課を始まった以来、既に三年渡した、筋力は明らかに増えているけど、どうして外見の筋肉はあまり変化してないの?


まあ、今は姉さんが俺を待っているから、早く行かないと。


俺は学校で配布された魔石を胸に持つ、深呼吸して。


「ゲームスタート!」


なにこれ、魂を体から吸い出された変な気持ち……


少しの暗闇の後、俺はとても綺麗な村に着陸した。


『ようこそ「夢幻想オンライン」へ、使用者の使用権限は政令条項第9527項によって承認されました。これよりルールの説明とアバター作りを行います』


何もない蒼い空からアナウンスを流れてきた。あ、俺はまだアバターを作ってないから、他のプレイヤーを見えない故か?


『まずはアバターの種族を決めてください』


種族……か。姉さんから聞いたによると、このゲームの種族は現実と同様、差がある。とは言え、フルダイヴ形のゲームだから、現実と同じ種族を選んだプレイヤーも少なくない。


選べる種族は汎人種族で通称している。基本的にには全員人形、全部七種族がいる。


人類、一言言えば、なんでもできるが、なんでも得意してない。しかし数が多いから、その中にも幾つかの化け物がいる。


エルフ、魔法が得意している。平均的には美形と言えるけど、俺から見ればエルフ男子はただの貧弱にすぎない。


ドワーフ、平均身長は他種族よりやや低いけど、鍛治が得意している種族。それはつまり全種族の中でも筋力が強い。年に一度行った鍛治試合は世界の一大イベントと言われられるほど盛り上がっている。


翼人、背中には羽がいっぱいの翼を持つ、当然飛べられる。筋肉が全種族の平均値だけと、飛べられる事から考えれば、相当な量がある。


ドルイド、特定の動物に変化できる種族、筋肉量は少なくないが、大量でもない。しかしその変身能力から強大な戦闘能力をもらえると言う。


魔族、遥か昔は邪悪神の眷属だったから、よく誤解されている。今では普通の種族で世の中に受けられている。筋肉量が少ないけど、魔法の実力はエルフと比べられると言われている。


最後は……獣人、筋肉量が全種族最高と言われている。最強の肉体力量を持つと言われているから、運動の性能も最高になっている。一目では俺が希望しそうな種族だけと、却下する。なんてって……それは現実の俺は獣人だから。


もっと正確的に言えば、父は人類、母は獣人のハーフ。


しかしこの世界で種族の判定は母に従うから、自然に俺の種族は獣人になった。力と純血種の獣人と比べたらあまり差がないはずだが、外見では大きな差がある。そのせいで、俺は小さい頃からよく笑われていた。


なぜお袋がそんな貧弱な親父を選んだのか?俺は今でも理解できない。あ、ちょっと考えすぎたようだ。今はゲームを楽しむに専念しよう。


『ではアバター作りはこれで完了です、改めて、ようこそ「夢幻想」ヘ』


アバターの外見をいくつの細い調整をして、完了した後、さっきまで少し暗った景色は一気に正常に帰った。俺もようやくこのゲームを始まった。しかしこの一瞬だけで、俺は驚いた。今時、VRMMOという種類のゲームは決して少ないはず、だけとここと同じリアル感覚のはなかった。せめて俺がやったゲームにはなかった。


「サマセタか、あ、すみません」


景色が正常に帰った後、すぐ一人の女性獣人が俺に声を掛けてくれた。現実とそっくりようにしているから、すぐ姉さんだとわかった。けど現実で知り合いだとしても、ゲームの中で本名を呼ぶのはマナー違反だから、姉さんは俺に謝った。多分俺もかなり現実とそっくりしているから、姉さんもすぐ俺だとわかった。


「アゴン?どうしてこの名を?」


「姉さんこそ、マンヴィナって……」


「まあいいわ、まずこれらをあなたにあげる」


姉さんの操作により、俺の前に交易パネルが現れた。ヘイ〜周囲の景色はまるで現実だけど、これを見たらやっぱりここはゲームの中だなって実感した。


さすがゲームを二年間やったと言うのか?姉さんからもらったものは、上級初心者装備一式だけではなく、全種類の武器も渡された。しかも初心者のものではない、少し良いものだ。


「ありがとう姉さん、しかし俺には装備できるのか?またレベル1だし」


「あなたのSTRとVITには大丈夫なはず」


え?姉さんの話を聞いて、俺は慌てて自分のステータスパネルを呼び出し確認する。


なにこれ?レベル1、そして他のステータスは初期値の10のままだけと、STRとVITは既に30がある、これはは一体……


「この『夢幻想』は、現実の強さを反映する機能がある事は言ったはずだよ。あなたはあの日課をしているから、これはその成果だよ」


なるほど……よかった、ちゃんと成果が出した事を確認できた、俺はほっとした。


外見も成果を出せればよかったのに……


とりあえず、これで姉さんからもらった装備は使えるようになったから、俺はすぐ装備のパネルを呼び出し、着替えた。


「さすが私の弟、そんな装備でもかっこいい!」


「姉さん、よせよ!」


俺は獣人である事はつまり姉さんも獣人だから、獣人男性の格好さは服や顔ではない、筋肉量に決める事、姉さんもよく知っているはずだ。そんな慰め、俺には……


「大丈夫よ、どんなあなたでも、私の弟に変わらないよ」


姉さんは現実と同じ、女性獣人族を選んだ。頭の上にある犬?の耳は姉さんと似合っている美しい。そう、獣人女性は可愛くていいけど、獣人男性は……


「ここの種族は人類か、まあ、あなたはそれでいいなら」


あまり外見を大きく変更できないから、俺は人類を選んだ。


「はい、姉さん、俺は俺自身の可能性を見つけ出したい」


「なら頑張ってね」


「はい!」


姉さんが持ってきた初心者用の色んな武器の中、とあるものは俺の目を惹かれられた。


外見は防具のガントレットとほぼ同じだが、属性は武器と書いている。


「あ、あれはグローブ、拳術が使う武器よ」


拳術……そうか!ここは拳でも戦えるんだ!


「どうやら気に入ったようだね。」


姉さんが予想通りの目で俺を見ている、さすがは姉さん、俺の好みや期待を見抜けたとは。


「では村から出て行こう、せっかく来たから、少し狩りでもしようか?」


「はい!よろしくお願いします!」


この近くのモンスターは始まりの村と相応しくなら、姉さんがいれば恐れ必要がないはずだ。何せ、姉さんは既に二年間やっていたし、相当な程度でハマっているから、かなり高位のプレイヤーだと聞いた事がある。


姉さんは俺をどこかに連れてレベリングするを考える時、周りは数多いプレイヤーが集合している、全くわからない俺の顔を見たから、姉さんがゆっくり説明した。


「区域事件イベントだな、一つのマップには数え切れないほどの事件があるの。今のこれはあなたにちょうどいいかも。」


しかし初めてログインする俺には全く分からん。


「誰か……僕を助けてくれる……?」


一人の男子が現れた、どうやらそれはNPCのようだ。その証拠は、今の彼はたくさんのプレイヤーたちに包囲されている。けど疑問符がないのに……どうやって進行するの?


「ありがとう、これから僕はサカウト村へ商売しに行く、途中の護衛は頼む」


そして俺の視野の右上、クエストっぽいのメッセージが出てきた。


=====駆け出しの新人商売人=====


HP:100%


=========================


あれはそのNPCのHPか?つまり0になったら失敗となる事だね。道理で他のプレイヤーたちがそうやってNPCを包囲しながら移動するわけか。


「なにをしているの?『功績』を出さないと報酬はもらえないのよ!」


姉さんの一言で、俺も動き出した。


しかし功績はどうやって……


「モンスターを駆除するのがいいのよ!」


「あ!」


==================


HP:95%


==================


どうやら油断したようで、護衛目標がモンスターに傷付かれてしまった。


「ヒーリング!」


==================


HP:100%


==================




誰かが護衛目標に治療魔法をかけたから、HPが全快になった。


「ところで、ここのレベルは姉さんには低くすぎるだろ、それなら経験値がよくないじゃない?」


「大丈夫よ、事件からもらえる報酬があるから」


やっぱりクエストっぽいものだな。


姉さんは魔法を使って、護衛対象を襲われて来たモンスターを消滅して、確実功績を立てた。しかしまさか姉さんは獣人でありながら、こんな程度の魔法を使えるなんて……ゲームの中とは言え、リアルの自身を反映するこのゲームだからこそ、それは不思議な事だ。


「アゴン!右!」


姉さんの声で、俺は馴染みの構えをした。それは現実で鍛えた拳術の構え。ここはリアルの身体能力を参照できるというなら、この身についている拳術も通用できるはずだ!


ガアアアアアアアアア!


どう見てもゴブリンっぽいモンスターは俺の攻撃範囲に入った。よし、最高の距離だ!喰らえ!


多分姉さんからもらった装備と初期能力の高さのお陰で、レベル1の俺でも一撃でゴブリンを倒せた。


「な、なにあれ……⁉︎」


護衛対象は信じられないの怖い声を上げた。彼の指先が指した方向を見て、ゴブリンの大軍がかかって来た。


「姉さんがやったのも同じ流れだったか?」


「少し差があるが、大抵同じだよ」


「おい!あの数はなに⁉︎」

「馬鹿な⁉︎いつもの倍以上だと⁉︎冗談じゃねえよ!」


他のプレイヤーの悲鳴が上がった状況から見ると、その差は決して少しのレベルじゃなかった。


「どうやら何か隠し条件を達成したようだね」


「しかし難易度も上がってしまったのようだけど」


「大丈夫よ、それぐらいの数量」


姉さんの自信は一体どこからのものなのか?


「みんな!ちょっとカバーしてくれ!」


普通であれば、姉さんは無視されるはずだけと、しかし今の状況と姉さんが魔法の詠唱に入ったから、他のプレイヤーたちは姉さんと敵の間に立った。そんな事はまだできない俺は護衛対象に専念するしかできなかった。


ガ、ガガ!


敵の数量はさすがに多すぎる、こちらは初心者が多数いるから、陣形はすぐ崩れされた。


「あわわわ!」

「痛い……想像より軽い?」


色んな反応が出た間に、姉さんの詠唱が完成した。


「みんなありがとう!『ファイヤウェイブ』!」


姉さんの前から炎の浪がゴブリンの大軍を襲うに流れて行く。本当に一瞬、一瞬だけでゴブリンの大軍が消滅された。さすが高レベルの魔法使い。


「ありがとう!これでようやく商売を始められるよ!」


そんな一言だけを残って、今回の護衛対象は消えた。なるほど、こういう仕様か!


「アゴン、何かもらったの?」


姉さんの話で俺は目を視野の右上に向いた。


=======駆け出しの新人商売人======


完成しました。


報酬:戦慄のグローブ


=============================


他にもいくつかの銀貨や銅貨があるけど、そのものだけで俺の目を引かれた。姉さんからもらったグローブより強力だから、俺はすぐ装備のパネルを呼び出し着替えた。


「いいものをもらったみたいね」


俺の操作を見たら、姉さんは声を掛けてくれた。


「すみません、せっかく姉さんから装備をもらったのに……」


まさかすぐ無駄になったとは……


「いいのよ、所詮初心者用の装備だから、元々長く使えるはずがないの」


それはそうだけど、せっかく姉さんは俺の為に用意してくれたのに……


「まあ、とりあえず今日はこれぐらいにしよう、そろそろ夕食の時間だし」


確かに視野の隅にある時計は既に午後六時を超えた。姉さんに連れられて、この近くにあるちょっと大きな街に到着した後、ログアウトした。


「どう?初日の感想は?」


姉さんは飯を食いながら、俺を期待の目で聞いてくる。


「確かに他のVRMMOより現実に近くリアリティーだね」


それだけで恐ろしいけど、姉さんなら、おそらくそんな程度の魔法も使えるだろ、それは現実ではあり得ない事だ


「そう言えば、どうして姉さんが魔法使いなの?うちには……」


最初から言った通りに、魔法使いは獣人には不向きの職業のはずだ。しかし姉さんの魔法から見ると、まるでそんな事はないのようだ。


「あら、お母さん言ってなかったっけ?」


俺は姉さんと同じケモミミを持つお袋を見て、どう言う事の顔を見せた。


「お母さんは、獣人族の中でも数少ない魔法を使える『狐族』だからよ!」


お袋の説明でようやくわかったけど、しかしそれならどうしてお袋がこんな親父を選んだのはますます謎になった。


それより、つまりその耳は狐の?てっきり犬だと思ったけど……


「犬とは違うでしょう!犬とは!」


姉さんとお袋が同時に怒ったのような声と目が俺向けたから、俺は慌てて謝った。


「サマセタも注意して、狐族の獣人を犬と呼ぶのは極めて失礼な事だよ」


親父、それは最初から俺に言ってくれよ……


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