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金木犀の香水

作者: 竜胆 鴉

(※短編小説です。)


___________________________


学校に行く途中に、金木犀を見つけた。

金木犀を見るとあの人を思い出す。

俺の、初恋の人…大人しくて、

自分より周りの事を優先していて、

褒めたりすると「そんな事無いよ」って少し恥ずかしそうに笑う姿がかわいいなってずっと思ってた。

金木犀の甘い匂い…

あの人に合うと思って金木犀の香水を渡した時、

凄く驚いてたっけ。

金木犀の匂いを纏ってはにかむあの人は、誰にも渡したく無いほど魅力的で…思わずキスをしてしまった事を昨日の様に思い出す。

あの人は酷く驚いていて…でも、嫌がっては居なかった。

潤んだ瞳がキラキラして綺麗で…

俺は想いを伝える気なんて無かったのに、思わず「好きだ」と伝えてしまった。

でも、不思議と後悔は無かった。

顔を真っ赤にして「自分も好きだよ」と伝えてくれたあの人は可愛いかった。

…気づいたら結構時間が経っている。

早く学校に行かないと…

帰りはあの人を誘って金木犀を見ながら一緒に帰ろうか…

あの人はきっと喜んでくれる筈だから。

そしたら、金木犀の花言葉と俺の気持ちを伝えようかな。

「俺の初恋の人、永遠に貴方に陶酔しています。」



___________________________

金木犀…「謙虚」「陶酔」「初恋」

香水を送る意味…「独占欲」「親密になりたい」

ここまで読んで下さりありがとうございます。

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