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夢の世界の君へ  作者: アンディー
9/12

朝食 ~そして旅立ち~

 翌朝、僕は朝食を作るため早く目が覚めた。

朝だから定番のものがよいだろうと思い、出汁巻き卵、焼き魚、それとご飯とお味噌汁。日本の朝、定番の朝食だった。それを、父母兄弟それとお手伝いさんたちの分を作り、僕はまだ薄暗いうちに家を出ることにした。

 支度をして、家の玄関へ行くとそこには父が立っていた。「僕はもう行くよ」と言うと、父は小さな紙切れを僕に渡した。そこには、「菅佐原病院 菅佐原敬一郎 090-XXXXX-XXXX」と書いてあった。すると父が、「そこに行きなさい、お前の出産に立ち会った医者だ。そこへ行けば私とはまた違う話を聞けるかもしれない。」と父は言った。

そして僕は、父に「行って来ます」と言った。それを言ったのはこれが初めてだった。学校へ行くときも、家を出るときも、それを言ったのは本当にこれが初めてだった。

そのことを感慨にふけていると、「ああ、いってらっしゃい。いつでも帰って来いよ。ここは、いつでもお前の家なんだからな 龍之介 体に気おつけろよ」そんなことをいわれるのも初めてだった。

「ありがとう、年末には帰るよ」と言い僕は、家を出た。

今度帰るときは、もっと胸を張って帰ろう。

僕の家へ。

僕の故郷へ。

僕の家族のもとへ。

そして僕は、このあと意外なことを知ることになるのだった。

今回で、実家偏の最終回です。

次回からは過去偏パート2を行います。

お楽しみに!!

投稿は1時間後です。

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