挨拶 ~父と母~
よければ感想コメントくださいご指摘でも何でもかまいません。
実家に、着いたら休むことなく両親に挨拶に行った。
まず、父の部屋に行き挨拶をした。
「ただいま帰りました。」と僕が言うと、父は「そうか、わかった下がっていいぞ。」と言われ僕は「はい。失礼しました」といい父の部屋を後にした。
僕と父は、仲が悪いわけではない。なぜなら、父は兄たちにもこうなのだから。だから、僕たち兄弟は、父と遊んだ記憶がない。
別段怒りもしないけど、可愛がりもしない。少なくとも僕に対してはそうだった。だからと言っても、父を恨んだりしてはおらず、どちらかと言えば尊敬すらしている。
一代で、会社を作り成功し大きな屋敷に住み僕たちを養ってくれた。すごいことだ。だが、一般的な父親像とは掛け離れていることは、小さなころからわかっていた。だから、高校を卒業してすぐ実家を出たのだろう。まあほかにも理由はあるのだが。
そして、次は母のところへ行った。
母の部屋に入るとこちらへ向かって、にっこり笑いながら「お帰りなさい」とやさしく声をかけてくれた。それに対して僕は、「はい!ただいま帰りました。」と言うと「もう、硬いな」とやさしく笑って言ってくれた。
そうして、少し話したあと僕は部屋を出た。
母には、本当に感謝している。
その理由は、僕の15歳の誕生日のことだった。
次回からこの物語の軸とも言うべき過去偏に突入します。
1時間後待つべし!!!