二人だけの密室メソッド
char(浅井 良太郎){"無名プログラマー",20}
チャイムが鳴り、帰ろうと支度していた
浅井「よっしゃ!、帰ろう」
「浅井、ちょっと待ってかあ」佐藤
浅井「げっ、なんですか」
佐藤「さっきのは見逃すからよ、詳しいことはあの小部屋で」
浅井「ええと、今度にしてもらえないですかね?」
佐藤「大丈夫、話せば楽になるさ」
浅井「いえいえ、遠慮します」
「なーに遠慮しなくても、悪いことしてないでしょ」佐藤
浅井「まあ、そうですけど」
「5分でおわるよ、今後について一緒に考えよう」佐藤
浅井「あっ、はい」
▶進路指針室
ドア
佐藤「ふぅー、さてと」「……」浅井
少し薄暗いので佐藤は入ると照明を点け、椅子へ向かい対面したその間、独特の緊張に何も言えず、ただポツンと座っている浅井は重たい口を開いた
浅井「すいません、佐藤さん」
佐藤「謝ることはないよ、課題もちゃんと出来ていたし、プログラマーとしてのステージをまた一歩登れると見ていて感じてる」
浅井「そうですかね」「勉強の工夫次第で」佐藤
浅井「こんな調子者でも」「うん、そうだよ」佐藤
浅井「助かります、なんか元気が湧いてきます」
あれこれ話すること5分経過―
「じゃ、今日はここまで」佐藤
浅井「ありがとうございました」