表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
創作家のためのアクセスアップ入門  作者: 有沢翔治
ワナビのための読書入門
26/27

第十二回 本だけが活字ではない

 本だけが活字とは限りません。無味乾燥とも思えるような成分表示すら興味深いものとなります。例えば順番。含有量が多い順から書かれています。例えば、ラクトアイス、アイスクリーム、氷菓は乳固形分の割合によって分類が異なります。

 駅に行けば吊り広告、看板……。素敵な文章がたくさんあります。中でもお気に入りはリトルワールドの広告。毎回、掛詞になって広報担当の苦労が伺えます。毎回継続するには相当のストックがないといけません。

 それから参考書など買わなくても、簡単に英語の勉強ができます。対訳になっていますので、電車の待ち時間に英語と日本語を見比べればいいだけ。

 また自然現象、社会現象も「本」に含まれます。例えば冬のスイカなども本に含んでも構いません。冬にどうしてスイカが売られているかを調べれば、必然的に文字を読まなければならないのですから。

 これらは「ゆるどく」とは掛け離れていると思われるかもしれません。しかし僕たちは人生に一度は「ゆるどく」をしているのです。

 例えば物はどうして下に落ちるんだろう、夕焼けはどうして赤いんだろう、どうして6×2と2×6は同じなんだろう、どうして草は緑色をしてるんだろう。このような質問は素朴でありながら、誤魔化さずに答えるとなると非常に難しいのです。しかし好奇心から楽しんでいる以上は、立派な「ゆるどく」。

 疑問は読書をすれば解決するかもしれませんが、ここでの最終目標は落下など「自然」という本の理解です。つまり、物理の本を通して、「自然」という本を読んでいるのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ