双子の知らせ
御無沙汰になってずびばでん・・・・
第四話
「双子の知らせ」
「ふぇ?赤ちゃんができた?」
「そうなのよ〜、しかも双子よ!双子のお姉ちゃんよ!」
「兄妹か・・・・」
なんだろう、生まれ変わる前は、一人っ子だったからよく分からないけど、双子・・・双子のお姉ちゃんかぁ〜。なんか新鮮だなぁ〜
「ねぇねぇ?いつごろ産まれるの?」
「う〜ん、早くて冬頃って言われたわねぇ〜」
冬かぁ〜。そうだ!ユキちゃんにも知らせよっと!
「ちょっと、ユキちゃんの所行ってくる!」
「遅くならないでねぇ〜」
私はそう言うと、家を出て、ユキの家に向かった。何度も行ったことがあるから道成は、よく覚えているのだ。え?今私いくつかって?えっと〜7才?だったかな?え?時間が進みすぎだって?そんなの私が知るわけないでしょ?
ユキ宅
「ユキちゃ〜ん!」
「ん?どうしたのです?イユ?」
「今年の冬にねぇ!私の兄妹が産まれるんだ!」
「それは、ほんとですか!良かったですね、イユ!」
「うん!ん?あれ?それって、ヴァイオリン?」
「あ、そうなんです・・・実は、このヴァイオリン、自作なんです」
「自作なの!?」
ユキって・・・・何者?と、時々思うことがある。私の聖霊である、フィーが見えたり。ユキには氷の聖霊の、たしか・・・・シュリだったかな?しかも、フィーとは知り合いときた。なんか、私とユキちゃんて、どっかで繋がってたりして・・・・。
「ねぇねぇ、そのヴァイオリンって、弾けるの?」
「弾けますけど、なんでです?」
「いや、弾いてみたいと思いまして・・・」
「そうなのですか、どうぞ」
「え?いいの!?」
「イユにならいつか私のヴァイオリンを渡したいと思っているので!」
そうなったら嬉しいなぁ〜ユキちゃんのヴァイオリン・・・・とてもいい色をしている。とても素人が作ったとは思えないほどに。
「じゃ、引かせていただきます」
『♪〜♪〜』
「うん!すっごくいい音!」
「そ、そうでしょうか?まだまだ素人ですよ?」
「全然!」
私がいたあの世界にあるヴァイオリンの世界最高峰にもはいるよこれ!
「いつか、ユキちゃんが作ったヴァイオリン・・・・私にちょうだいね!」
「はいなのです!」
また、日にちが開きます・・・申し訳ありません・・・