亡国のレンタルエット
レンタルエット「お家が無くなってしまいましたわ…これからどうすれば」
彼女の名前はリース・レンタルエット、由緒正しい家系のお嬢様だったのですが…
レンタルエット「まさかお父様がハメられて、没落してしまうなんて」
彼女の家は策略によって没落してしまい、彼女も家を追い出されることになってしまったのです
レンタルエット「しかしこの程度では諦めませんわーー!とりあえず日々を食い繋ぐために何かしなくては…」
〜そうして1週間後〜
レンタルエット「どうですか〜わたくしを雇ってみませんこと?」
聴衆A「なんだなんだ?いきなりなんのつもりなんだ」
聴衆B「あぁ〜前没落した良家のお嬢様じゃねえか」
聴衆C「へっ!今更誰が雇うってんだよ」
レンタルエット「(そうですわね、普通に考えれば雇う人なんて普通の人ならしませんわよね。しかし私が狙っているのは…)」
私を奴隷として雇ってくれる人ですわ〜!!
リース・レンタルエットは救いようのないドMだった
レンタルエット「(だからできればこう私を平手でぶって文句を言ってくれるおじ様のような…)」
聴衆A「うわ…なんか変なこと思いついてる顔だぜ」
聴衆B「行こうぜ…付き合ってられるかよ」
そうしてレンタルエットは売り込みをしていたが敢えなく夕方になってしまう
レンタルエット「まあそんないい感じの方は中々来ませんわよね…」
マクムート「……こいつが配下がいっていた女か?」
レンタルエット「えっ、貴方様は?」
マクムート「マクムート・ミランだ。女、どういうつもりなのか知らないが雇われたいというのなら俺の所に来い」
レンタルエット「(ちょっと想像と違って強面のおじさんって感じの人ですが、こういう人でももしかしたら冷酷に暴力を……)」
マクムート「これ以上は言わん、いいと思ったのならついて来い」
レンタルエット「わかりましたわ…貴方様についていくことにします」
〜そうしてマクムートの屋敷に到着する〜
マクムート「それでお前に何をして欲しいかまだ言っていなかったな」
レンタルエット「特に何がダメとかはありませんのでお気軽にどうぞ」
マクムート「うちの国は見ての通りかなり寂れていてな、国民も常にやる気のない感じが続いていて困っている所だ。俺一人で国を動かせるなら良かったものだが…そういうわけにもいかん、だからお前には国民に寄り添いその問題を解決する使者として活動してもらいたい。」
レンタルエット「な、なるほど…そのような重要な役割を私に任せてもいいのですか?」
マクムート「当然ただ話を聞けばいいというわけではない、国民の言うことには従ってもらうぞ。その上で解決策を出してもらう」
レンタルエット「(え!?国民の言うことには絶対服従!それはいいかも…いやいや真面目な話だよね)」
マクムート「何を考えているのか知らんが明日からよろしくたのむぞ」
レンタルエット「は、はい!お任せくださいですわ!」
〜そうして次の日〜
レンタルエット「とはいったもののまず誰から話を聞けば…」
なんかやばそうな男「へっ、お前が王が連れてきた女か…俺の言うことを聞いてもらうぜ…」
レンタルエット「(つ、ついに乱暴狼藉を!楽しみですわ!)わ、わかりましたわ…」
そうしてレンタルエットはその男のおばあちゃんを担いで坂を登っていく…
やばくなかった男「へっ…すまねえな、ここんとこ何も食べれなくて婆ちゃん一人担げねぇ」
レンタルエット「(なんだか違いますわ〜!でもおばあちゃん担いでの坂道はちょっとイイ…)王様から頼まれていますからね!なんでも言ってください」
〜そうしておばあちゃんを送り届けた後〜
いかにもな見た目の女「アンタがねぇ…ちょっとこっちきな。拒否権はないよ」
レンタルエット「(えっ、こんなとこに連れ込んで何を!?薬でも打たれちゃうのかしら)わ、わかりました着いて行きますわ」
そうしてついた場所には子供達が数人いた
見た目では判断できない女「頼むよ!こいつらが食べる食料がもう無いんだ!頼れるのはアンタしか!」
レンタルエット「わ、わかりましたから落ち着いてくださいまし。すぐに森で食料を取ってきますわ」
〜そうして森に行くレンタルエット〜
レンタルエット「とりあえずこの辺にいる動物でも…」
そういって猪や兎、たまに地面に生えているキノコなどを狩っていく
レンタルエット「これだけあればしばらくは……ウッ!」
その時いきなり後ろから誰かに引っかかれるような攻撃を受けよろめく
レンタルエット「誰……!?ってこいつはサラマンダー!?こんな所にはいないはずなのに…」
サラマンダーは小さいながらも威嚇をし、目の前の敵を倒さんとする勢いだ
レンタルエット「って君…怪我してるじゃない!どうしたの?」
レンタルエットが回復魔法を使うと、サラマンダーは困惑しつつも服を咥えてこっちに来るよう促す。
レンタルエット「こっちに来いってことかしら、一体何が?」
そうしてついていった先に母親らしきサラマンダーがいた、そしてその怪我は深く簡単には治らなさそうだ
レンタルエット「ひどい怪我…しかも洞窟内は荒れた形跡もない…まさか抵抗しないのにこんなに痛めつけたっていうの!?待ってて!今治すから」
そうしてレンタルエットは回復魔法を使うが、中々傷が治らない。そうして続けるうちにレンタルエットはかなり疲弊してきて、子供サラマンダーも心配そうな声を出す
レンタルエット「諦めませんわ!絶対に治してみせますわよ!(回復魔法の使いすぎで魔力枯渇が…これすっごく気持ちいいんですの!あぁ〜もうしばらくこのままで…ってそんなことしてたら母マンダーさんが治りませんわ。名残惜しいですが真面目にやりましょう)」
そうして母マンダーを回復させたレンタルエットは立ち去ろうとする
レンタルエット「あら?ついていきたいのですか…しかし私は国に使える身なので…また会いにきますからまた待っていて下さい」
〜そうしてくたくたになりながら食料を持って帰ってくる〜
いい女「ありがとうございます!これでしばらくは子供達が苦しい思いをすることがなくなります。そんなにボロボロになってまで…大丈夫でしたか?」
レンタルエット「いえ!この程度の苦難!私には平気ですわ〜!」
〜そうして色々な国民のお願いを聞いて解決していく日々が過ぎた〜
マクムート「よくやってるみたいだな、ここに連れてきて良かった。」
レンタルエット「いいんですのよ、私もここにきてからかなり満足させてもらっておりますから」
マクムート「……これからも……」
兵士A「大変です国王様!隣の国の軍隊がウチの国を侵略するといきなり戦を仕掛けてきました!」
マクムート「……なんだと?あの野郎!和平交渉など初めから嘘だったか!」
レンタルエット「どうしたんですの?」
マクムート「隣国の奴らが侵略をかけにきやがった!こちらも迎え撃ちたいが…正直このやる気では…」
レンタルエット「……その隣国の軍隊とやら、私に任せて貰っても?」
マクムート「何?お前一人で行ったところで」
レンタルエット「私に考えがあります(うひょ〜無料で殴られたい放題だ)」
マクムート「……任せてみるか」
兵士B「国王!」
マクムート「正直なんの手でも借りたい気分だ…」
〜そうしてレンタルエットは隣国の軍隊と相対する〜
隣国の将軍「何だ?お前は」
レンタルエット「私の名前はリース・レンタルエット!この国の何でも屋さんだ!和平交渉すら破る蛮族よ!お前達の好きなようにはさせないぞ!」
将軍「レンタルエット?あぁ!あのバカの娘か、アイツとおんなじですぐ恩に絆されるな。だから足元を掬われて俺にハメられるんだ」
レンタルエット「な……元凶はお前だったのか!許せない!今すぐ私と勝負しろ!」
将軍「フ…やはり馬鹿正直だな」
レンタルエット「何!?アッ…グゥゥ」
そこで横から腹にパンチを喰らいレンタルエットはよろめく
国民「テメェ!卑怯だぞ!」
将軍「戦に卑怯などあるか、負けた方が死ぬだけだ。でも…そうだな、お前達が二度と立ち上がれないようにしてやろう。」
そういって将軍は部下複数人に命令してレンタルエットに殴る蹴るの暴行をさせる
部下A「オラオラ!女だからって容赦しねえぜ!」
部下B「テメェの馬鹿面を国民の前に晒してやるよ!」
国民「やめろー!!その人は俺達によくしてくれた外部の人なんだ!」
将軍「そうかそうか、だったら助けてみればいいだろう。それをしないと言うことはやはりお前達に未来は無いな。そこで一生無気力に暮らしていくといい」
レンタルエット「ウッ………アッ………(くぅぅ!これこれぇ!こういうの待ってたんですわー!もう少し強くてもいいんですのよ!もっと!もっとぉぉぉぉ!)」
〜そうして殴る蹴るの暴行は30分も続いた〜
国民「まだやめねえのかよ…流石に人の心が」
部下A「お、おいおかしくねえか?」
部下B「何がだよ、お前ビビってんのか?」
部下A「違えよ!こいつ!普通なら死んでてもおかしくねえのに口元見ろよ…笑ってやがるぜ」
部下B「はぁ?そんなもん見間違いだろ!もっと強く暴行しやがれ」
将軍「もういい、そこまでやれば生きてるわけがない。口元が笑っているのも最後の足掻きだ、こいつを街の良く見えるところに吊るしてこい」
そうしてレンタルエットを抱えようとしたが
レンタルエット「フフ……フフフフフフフアハハハハ!」
部下A「う、うわぁぁぁ!!何だよこいつ!」
レンタルエット「はー、もう少し殴る蹴るの暴行を受けれると思っていたのに案外堪え性がないのですわね」
部下B「は?何で生きてやがる!何だと暴行してやったというのに!」
レンタルエット「おあいにく様!あんなので私を満足させられるとでも?本当はもう少し楽しみたかったのですが…国民様の安全を守らねばなりませんね」
将軍「……ッ!そいつを早く殺せ!」
そうして部下達が襲い掛かろうとするが
レンタルエット「全く野蛮ですわね…久しぶりこの力を使いましょうか!」
そうしてレンタルエットが一人の兵士を指差す
部下C「なんだぁ?そんな指差……ヴァ?ウアアアアア!アアアア!」
部下Cは突然体がぐちゃぐちゃになり絶命した
部下A「は?何だ…何をしたァァ!!」
レンタルエット「次は貴方」
今度は部下Aを指差す、するとCと同じように体がぐちゃぐちゃになり絶命する
部下A「……ァ」
部下B「……クソォォ!バケモノめぇぇぇ!」
そしてレンタルエットはBも指差し、その命を終わらせる
将軍「………何だ?何なのだその理解不能のちからはぁぁぁ!」
レンタルエット「これが私の能力、失霊還刺……その力は私が受けた痛みをそのまま指差した相手に返す力、さっきは良くもボコスカと暴行してくれましたわね。まあ多少気持ちよかったので私の慈悲として威力を調節してギリギリで生かすなどの真似はせずちゃんと一撃で仕留めてあげますね」
そうして将軍に指を刺そうとするが残りの部下に阻まれる
レンタルエット「もーめんどくさいですわね、あまり無為に死体を増やしたくはないのですが」
将軍「クソ!そいつはいい、さっさと他の国民どもを殺せ!」
そうして残りの部下は国民達に襲い掛かろうとするが!そこにサラマンダーの大群が現れ、部下達を倒していく
レンタルエット「あら?もしかしてこの前助けた母マンダーさん達!?」
部下D「何でサラマンダーが人間の味方を……」
部下E「楽勝な戦だと聞いていたのに…」
部下F「こんなとこに居られるか!帰るぜ!」
将軍「ま、待てお前ら!このまま帰れるわけ…ヒィィ!」
いつのまにか将軍の前にはレンタルエットが立っていた
レンタルエット「あら?まさか張本人様がこのまま帰れるとでも?」
将軍「……悪かった!もうここには侵略しない!お前の父親もすぐに何とかできるようにするから…殺さないで……」
レンタルエット「うーん、嫌ですわ!私だからよかったものの、あのような暴行で国民をいたぶって殺すつもりだったのでしょう?だから責任はちゃんと取りませんと」
将軍「ヒ……助けて下さい助けて下さい助けて下さい助けて下さい助けて下さい」
レンタルエット「永遠にさようなら」
そうしてレンタルエットが指差した将軍は口から皮膚から耳から目から血を吹き出して絶命した。
国民A「なんか途中怖かったけど…これで何とかなったんだよな!」
国民B「レンタルエット様ばんざーい!」
そうしてレンタルエットが胴上げされ、最後には地面に叩きつけられる
レンタルエット「はっ!今のいい感じの痛みでしたわ!今度またやってくださる?」
国民達「ま、まぁ気が向いたらな」
マクムート「信じられん…まさか敵将を討ち取ってしまうとは…」
レンタルエット「まぁ私にかかればこんなことの一つや二つ!大解決ですわ〜!まぁサラマンダー達も頑張っての結果でもありますけど」
マクムート「あぁ…君達もありがとう、よかったらここに住んでいかないか?ここならレンタルエットにも直ぐ会いにこれるぞ」
それを聞いたサラマンダー達はこの国に留まることにした
レンタルエット「他のサラマンダーはともかく母マンダーさんには名前つけた方がいいですわよね…そうですわ、ラマサというのはどうでしょう!」
マクムート「(あ、安直だな…)」
母マンダー改めラマサは喜んでいるみたく受け入れている
マクムート「レンタルエット、君は予想を遥かに超えてこの国に貢献してくれたな。君こそこの国の将軍に相応しい、請け負ってくれるか?」
レンタルエット「将軍!いいですわね〜!これから戦場に出まくってめちゃくちゃ痛めつけられますわ〜!もちろん国民様の悩みも解決しますわよ〜!」
国民達「不安だ…」
マクムート「俺から言い出したことだがよかったのだろうか…」
そうしてレンタルエットは国の将軍としてサラマンダーと共に戦場を駆け、その戦場を死体だらけにする恐怖の将軍としてその生を真っ当するのでした…
happy end?




