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公衆プリンター
新潟県某市に出現するプリンターを見たら近づいてはいけない。
このプリンターは深夜に人気の無くなった商店街や駅前の広場に突如として現れる。
外観は1980前後の古めかしいデザインであり、明らかに現代のものとは異なる。
近づいてしまった場合、プリンターは勝手に印刷を始めるらしく、印刷物に書かれている内容は以下の四種類に分けられる。
・利用者の過去の秘密や後悔している出来事
・まだ起きていない未来の出来事の予言
・亡くなった人からのメッセージ
・解読不能な暗号や図形
特に二つ目のものに関しては、2020年の新型コロナウイルスによるパンデミックを予言した紙が発見されたことで、ネット上で話題になった。
ただ、目撃情報を元に警察が現場に駆けつけた際は、プリンターがその場に無かったことから、当該現象は幻覚によるものでは無いかとする説がある。
現在のところ、プリンターと接触したことによる症状は報告されていないが、発見した時には十分に注意する必要がある。
※これはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。