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童話集「ぺいさ」
童話集「ぺいさ」とは、1950年代に出版されたとされる作者不明、出版社不明の童話集である。
この本は読むたびに内容が少しずつ変わり、複数人が同じ本を読んだとしても、それぞれが読んだと主張する物語の展開は若干異なる。
中には、近い将来に読者のみに起こる何かしらの出来事を予言していると読み取れるような童話も存在する。
「ぺいさ」の中に描かれているいくつかの絵は、角度によって別の絵に見えるとの事だが、真偽は確かでは無い。
この「ぺいさ」は全部で六巻あるとされているものの、現在確認されているものは四巻目を除いた五巻しかない。
「ぺいさ」の正体については、並行世界からの干渉、集団的な錯覚、はたまた超常現象まで、様々な憶測が飛び交っている。
しかし、この本の存在を公式に認める機関は一切ない。
※これはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
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