エクソシスト
どうも皆さん。トムネコです
最近、エンド・ゲームで不幸な事があり
若干・・落ち込んでます。
押した覚えがない─ それでも僕は知らない!
まあ── とにかく現実逃避です・・~~
追憶、 ──先生。お元気ですか
こちらはいつも通りです、
悪魔を祓いそれをまた誰かに報告する
いい加減、ちょっとウンザリします
だけど先生のようなお人になりたく精進を
しているつもりです。
この手紙を読んでくれていると、
「嬉しい・・です──っと、」
「先生っ! そろそろ講義の時間です」
彼はロバート・ルークウェイン
私の雑用をこなしてくれています
本来はあまりこんな事をしてはいけません
ですが・・・ 彼は司祭の次期候補
その為に経験の豊富な者の下で雑用とし働き
学ばせるというのが教会の方針のようです
そして、ここは聖クロチルダ=アメリアル教会
教会と言っても堅苦しくはなく
むしろ、生徒達には勉学の方が堅苦しく
感じている事でしょう・・・・
話を戻しますが私はここの教師です、
ささ。仕事へ戻らないと講義に遅れてしまう
「では。1人づつ質問して いいね?」
「はい! 先生っ 」
「君の名前は・・? 名前と一緒に質問を」
「すまない、言い忘れていた」
「どうも、クロス=バーバランドです 質問は
この講義に対する聖学性への質問です。」
「うーん、良い質問を期待するよ 」
「どうして質問形式に講義を始めましたか?」
「理由はひとつ、質問は単純な答えを生み出す
問い、そして問いに対しての答えを知っている」
「では・・・誰か質問は?」
「悪魔に対する攻防という本で見ました
僕はルーラン=ハッペン 先生に質問です。」
「はい─ どうぞ」
「その本の中で悪魔に対抗する時には必ず
悪魔を使役している必要はないとあります」
「うん 難しい質問だねこの答えは幾つもある
例えば── と、その前にルーラン 聞こう」
「何故、祓魔師が天使や悪魔を使役するか
君は詳しく正確に説明出来るかな・・? 」
「先ず。悪魔を祓う為には悪魔が望むもの
悪魔を超える力で悪魔を祓うかこの2つです」
「何がかな?」
「悪魔を祓う方法です」
「いいよ。その調子で続けて── 」
「2つ目の選択肢の場合、順位として──
天使、悪魔、代理悪魔と契約をしていき 」
「天使と契約を結んだ者は悪魔と祓う為に
最も適した者だと言われます。」
「それは何でかな?」
「悪魔の場合、人によって違いますが
祓う対価として体の一部を悪魔に捧げます」
「この為に悪魔祓いには天使の方が好まれます」
「ありがとうルーラン。では質問に答えようか
ルーラン、君が聞きたいのは人間が悪魔に」
「 『対抗』出来るかだね?」
「はい」
「著者の意図は私には分からないけれど
攻防という意味では『人だけでも可能だ』」
「とてつもない精神力と忍耐力、
その2つを途切れさせず続ける力があれば」
「悪魔を押さえつける事は可能だろうね
しかし、祓う事はやはり出来ない── 」
「今日、こうして講義を質問形式にしたのは
その分厚い本には載っていない事もあると 」
「君達には知っておいて欲しかったから
いや、本がダメだと言ってる訳ではないよ、」
「今、教師と言って講義の場に立っている
私でさえ未だにこの本から学ぶ事は多々ある」
「だけど・・知っておいてほしい
本では学べない事もあるとだからいいかな」
「君達はまだ見習いだけど、ここに座る時は
一度、考えて貰いたいいつも悪魔は見ている」
「ここで君達に私が教えられるのは
戦い方じゃない巧く悪魔を躱す方法だよ」
「でも、ガッカリしないで講義は他の先生も
やっている。だから私も頑張らないとね 」
「君達にクビにされるかもしれない
あの先生は役に立たない講義をしてるってね」
追伸、
今年は未来が多望な生徒ばかりです
いつか生徒の中には貴方の様に偉大で
私を助けてくれるようになる子が出るかも
いや、私だって負けるつもりはありません
先生、もし貴方が生きていたら私はきっと
いえ、なんでもありません────
「ただ、今年は波乱の予感がします・・・」