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“僕が、守らなきゃ”

とある一家がペットを飼い始めました。

中学生の息子の入学祝に買ったその犬はまだ子犬でちょうどかわいいころだった。

家族のみんながかわいがり、えさをやった。

当然と言えば当然だった。


もともと大型犬の犬種で、毎日複数人数がエサをあげたりして甘やかしてたらこうなるのは当然のことだった。

“福”と名付けられたその犬は6年たったあたりからすでに肥っていて

そんな年に父親は会社の事情で単身赴任に行き、小さかった息子も大学生になり都内の大学に受かり、その年から寮暮らし。


母親は一人残り、この犬の世話をしていた。


そんなある日家に泥棒が入り、母親と出くわしてしまい。

母親が抵抗をし、それが見えた犬は家の中にかけ入り、泥棒たちにかみつく。


運悪くその時泥棒の持っていたナイフが犬の首を切ってしまい。

“福”は即死だった。


その後、事件があった家は売られ、母親は単身赴任の父のもとへ行き再び暮らし始めた


数年後、家が買われ新たな新婚の二人が住み始めた。

だが、その日から毎晩男のほうだけ犬に襲われる夢を見るようになった。


「やっぱりこの家、何かおかしいって! ほかのところ住もうぜ!? 」


「何言ってるのよ、あなたが頑張って働いてやっと手に入れた私たちの新居じゃない! 」


その日から男はあまり家に寄り付かないようになり、夜もろくに帰ってこなくなった。


「あなた! もしかして浮気してるんじゃないの!? 」


「そんなわけないだろ! 」


「ジャー毎晩毎晩どこに行ってるよの! 」


「こんな家住めるか! 毎晩のように犬にかまれているんだよ! 」


そう言って、家を出ていった。


「なによ……」


その夜夫がいつまでたっても帰ってこず、また帰ってこないのかとわかった女の人は電気を消してさっさと寝た。


外から物音がした、


「ん~、にゃに~? かえってきちゃの? 」


誰もいなかった、後ろの玄関のほうで再び足音がして不審者かと思いびっくりして振り向く、しっぽが見えた、気がした。


すぐに後ろを追い階段に上がったのが見えた。

階段を上がったが、寝室には動物なんていなかった。

しかし、閉じた扉を開けると、そこには首から血をたらたらと流している白く光っている犬がいた。


「キャーー!!」


ドアを思いっきり開け、階段を駆け上がる足音


「どうした!!」


階段の下を見下ろすと、夫がいて、


「い、犬が……」


血色を変えた男が駆け上がり部屋のほうを見たが、


「なんだよ脅かすなよ、でも、この家はまずい、さっさとひっこそ」


「そうね、気味が悪いわ」


そうして、二人は引っ越した。

今でも、白い影が男から女の人を守るということだけ記憶していて、あの空き巣をいまだにさまよい続けているのかもしれない。

久しぶりの投稿です。


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