知らない知人
第二弾、引き続きお楽しみを
みんなも経験したことがあるだろう、昔の卒業写真を見ると、あれ? こんな人いたっけ?
というようなことがまだない人は、気を付けよう、それは、いつの間にか、自分になるかもしれない。
実家暮らしのとある大学生、ちょっと懐かしいと思い、中学校のアルバムを開いてみる。
「あ~、こんな奴いたな~。 こいつ体育の時だけ毎回保健室で休んでたな~ あ、チッ嫌な奴思い出しちまった」
そんな独り言をブツブツ言いながらもページをめくっていく、まあ、ほかのクラスの写真をみてて知らない人がいるのは当たり前のことだと思っている、それに他クラスの人が写真に写っていても実際なんも問題を感じない。
ついにいろいろな写真を切って貼ったページを見終わり、各クラスの集合写真のページに
「あ~このクラスはよく遊びに行ったな~ こいつとは休み時間よく遊んだな~」
そして自分のクラスの集合写真、みてて違和感を感じた、自分のクラスに同姓の人なんていなかった、誰だこいつ、
「あれ? こんな奴いたっけ?全く覚えてない、まだ三年ぐらいしかたってないぞ」
次の日、大学へ行きそのことを話した、みんなは
「お前が忘れただけじゃねーのw」
「かわいそ、もう忘れられてるw」
その日はそんな感じに終わった。
次の日、
「あ、昨日言ってたん人だけど、文学部のお前と同姓のやつだろ、前一緒に夢の国で遊んだじゃん。」
「えっ、あの時は俺とお前ら二人しかいなかったじゃん」
「こいつもいたよな!」
「いたいた、ほら写真だってしっかり四人映ってるじゃん」
見覚えのある写真なのに、知らない人がそこにはいた。
家に帰り再びアルバムを見てみても、全く思い出せない、さらに次の日
写真のあいつがいつものメンバーと一緒に談笑していた。
混ざって昔いい所に遊んでた話をした、といってもまったっく覚えてなくて、話を合わせるくらいしかできなかった。
居心地が悪い、何かがおかしい。
次の日朝起きると、そいつが家にいた、まるで昔からいる家族のように。
「母さん、ご馳走様~、もうサークル行ってくる~! 明後日試合だし」
? 母さん? おかしい、俺は一人っ子だ! あんな弟居ない!
こっそり後をついていく、いつものサッカーサークルの部屋に入る。
「おう、やっと来たか、お前の弟はとっくに朝練始めたぞ」
サークルの先輩まで、そいつの存在を受け入れていた
「なんなんだよ、お前、気持ち悪いんだよ! 俺の生活に入ってくるな!」
「何言ってるんだよ、兄さん、僕の、生活だよ」
そう言って不気味に笑って、同じ帰り道を先に歩く、大学からの帰り道、山の中にあるこの大学広い道があり、その隣は落ちたら危なさそうな密林。
「もう精神的におかしくなってしまいそうだ、こいつが現れてからだ」
ついに、思わず森の方向に突き落とした。
「フハハハハ! もう俺の家に! 俺の生活に入ってくるんじゃね!」
家に着いた、人を殺した、かもしれない罪悪感から解き放ちたくて、あえて元気よく。
「ただいま~! おなかすいた!」
「あ、お帰り、兄さん」
なんでお前がいる、さっき、落としたはず。
走って自分の部屋に入り、今度は家族アルバムをあさった
「ここにも、ここにも! ここにも!」
怖くなった、さっさと部屋に戻った、明日になると、すべてが夢であってほしい。
こんなことはあり得ない。
朝起きたら、あいつの姿は見当たらず、ほっとした、
森に警察の姿も見えない、やっぱり夢だったんだ。
一日が過ぎ、帰り道、あの突き落としたところを見下ろしてみる、
突如、後ろから押された
そのまま落下
次の日、“自分”がまた生活を始めた。
長編のほうもぜひ読んでみてください。




