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これからよろしくお願いします、先輩方

今年、自衛隊に志願した新兵がいた。元ヤンだった彼は入隊後態度も悪く、隊のみんなから疎まれていた。

そんなある日の深夜、彼はたばこを吸いに宿舎から少し離れた共通トイレの前に座り込んだ。ライターで火をつけたばこを吸い始めた。


「ふっ、こんなんで給料がもらえるんだ、呼ばれたら演習に参加して、銃をぶっ放せる!マジで天職だなここは、ははは」


ふと背後から足音が聞こえた気がした、振り向いても真っ暗な共通トイレ以外は何も見えなった。再び前を向くと射撃場のほうに人影が見えた、銃を構えて遠くの的を狙っているようにも見える。

一発、二発、三発、四発

続々と打っているような動作は見えるのに全く音が聞こえない。

少し不気味だと感じてトイレの電気をつけて、済ませてから帰って寝ようとした。

だが、なぜか電気がつかない、


「クソ!」


近くのごみ箱を蹴り倒し、さっさと宿舎に戻りトイレを済ませた。

4人部屋の二段ベットの下のほうに入り、周りはもう寝ている中、寝ようとしていた、

どこからか足音が聞こえてきた、こちらの部屋に近づいてくる、少し気になってドアのほうを除いてみると、少し変わった服装の軍人がいた、ボロボロな軍服、昔の写真で見たことあるような、顔のほうに目が行った。


「ひっ!」


顔がまるで銃で撃たれたように一部欠けてる!暗くてよく見えないが、何か紙みたいなのが顔から垂れているのが見える、たぶん皮膚だと思った。

周りを呼んでも全く起きる気配がしない。

たまらず二階の窓から逃げ出し、基地から出ようとした、だが気づいたらさっきの射撃場にいて、目の前にそいつが立っていた、

再び逃げ、今度は建物の中に逃げ込み廊下を走っていて、どんだけ走っても逃げた先にそいつが現れ、屋上に出た。


背後から声がした


「ねえ、訓練受けないんだったらその体いらないよね、交換してよ」


夜が明けた。

何事もなかったように朝起きて、朝の訓練に参加した。

いつもとは違い、先輩にも敬語を使い、同世代にも優しく接していた。


「なんかあいつ、いつもと違うよな、」


「俺は今日のあいついいと思うよ」


「これからよろしく。」

ちょっとホラーも書いてみました、

憧れていた理想郷エデン理想リソウを目指す!

のほうもよかったら読んでみてください。

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