朝が来たから起きるしかない
翌朝、朝が来たので俺は起きた。
朝が来たら起きるのが俺だ。
だから俺は朝起きた。
と、トントントン、と、いう音が聞こえてきた。
なんだ?
台所を見やると、クノイチがなんか作ってた。
なぜだ!?罠か!?
と、クノイチは俺の方を見てこう言った。
「大根汁でありんす」
なんだぁ!?
と、クノイチがツツーって感じで俺の方に来て、
「コーヒーもありんす」
とか言うではないか!
クノイチは、俺のために大根汁とコーヒーを作ってくれたのだ。
というわけで俺は大根汁とコーヒーを食した。
あったかい味・・・大根汁とコーヒーはあったかい・・・そして味もする。
ああ、いいものだな。故郷を思い出すかも・・・
そう、俺たちの戦いは終わったのだ。
俺とクノイチは、結ばれた。
と、クノイチはまたしゃべった。
「あっしに、名前をつけてください」
名前か・・・クノイチ、はどうだろう?
「素敵なお名前。ありがとうありんす」
俺は誓った。
クノイチを一生愛すと。
自分で名前を付けた女は、命をかけて守らなきゃならん。
と、クノイチがまたしゃべった。
「あっし・・・」
その刹那、自宅の天井に何かを感じた!!
上を見ると、自宅の天井にゾンビみたいのが張り付いてた!!!
その刹那、俺はガバっとして、クノイチもガバっとした。
闘いが・・・始まる!!!
つづく