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夏生詩集3

白々しく輝く

作者: 夏生

夜の鼓動が聞こえる

沈めた記憶が浮き上がる

夜の鼓動に合わせて

浮かび上がった記憶が

揺れる


いつか聞いたさみしい音楽が

滑り込み

たわないことを劇的に見せる

記憶はこうして研磨され

現を影に隠して白々しく輝く


真実などため息と同じ

熱を帯びて消えていく

記憶は都合に合わせて

色を変え音を変え

言葉を変えていく


苦しみが美味になって

癖になって毎晩

白々しい輝きをみて

泣きながらどこかで

うっとりと笑っている


浮かび上がった記憶を

そっと沈める

涙をぬぐい、口許をぬぐいながら


















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[一言] こんにちは! 読ませて頂きました。 〉 苦しみが美味になって 癖になって毎晩 白々しい輝きをみて 泣きながらどこかで うっとりと笑っている この部…
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