ゲーム開始
この作品は2話目から殺害シーンがあるので気を付けてください
「うぅ....ここ、どこだ?」
目が覚めた俺は、周りを見渡すと見知らぬ所にいた。
ログハウスみたいな木でできた家。
窓には板が打ち付けられていて外が見えない。
今自分がいるのは個室みたいだった。
何故ここにいるのか思い出せない。
強く殴られたのか、ズキズキと頭痛がした。
頭の痛みを我慢しながら部屋の外へ出てみる。
「広いな。」
思わず声を出してしまった。
廊下はとても広く部屋もたくさんあり、別荘並みの広さだった。
部屋の扉の中に「広間」と書かれている扉を見つけた。
その扉は少し開いていて中から声が聞こえた。
その声は一人二人だけでなく数人の声が聞こえた。
俺は自分以外に誰かいるという安心感でいっぱいになり広間の中へ入っていった。
広間に入ると中にいた人が一斉に俺の方を見た。
「おぉ!君で最後か!」
いきなり中年男がそういった。
そうすると中年男が手招きをし、隣の席を開けてくれた。
「俺で最後って、どうゆうことですか?」
俺はここにいる人たちに質問してみた。
そうしたら、一人の女性に紙を渡された。
そこには
「10人集うまで、ここで待機せよ。」
と、書かれていた。
そして一人の青年が話しかけてきた。
「ここに10人集まれば何らかの説明があるのでしょう。」
そう言ったとたんにステージにあったモニターが動いた。そこには俺たちをここに連れてきたであろう男が
映っていた。
「諸君、ごきげんよう。よく眠れたかな?」
男は仮面を被っており、顔が見えない。
「てめえ!俺たちをどうするつもりだ!
ここから出せ!」
一人のヤンキーが叫んだ。
もっとも、あの男が犯人なら俺たちをここからは出さないだろう。
「ハハハハ。出せと言われて出す馬鹿が何処にいる。自分のおかれている状況を考えろ。まっ説明もなしにつれてこられてパニクってるのも無理はない。
今から低能な諸君らに何故ここに連れてこられたのか、説明してやろう。」
仮面を被った男はスゲー憎ったらしく上から目線で言ってきた。
流石にイラっときたがこらえる。
最後まで説明を聞くとしよう。
「今から諸君らにはあるゲームをしてもらう。
そのゲームは騙し合いの脱出ゲーム。
ルールは簡単、今から君たちには役職を与える。
その役職は平民と騎士そして人狼に別れてもらう。」
そう言った直後自分たちの携帯が一斉になった。
メールがきたみたいだ。そのメールには「平民」としか書かれていなかった。
「そのメールに書かれたのが君たちの役職だ。
自分の役職はいかなるときも絶対に他言してはならない。
では、ルールの続きだ。
10人の内人狼だった人は人狼チーム
平民、騎士だった人は平民チーム
だが誰が平民で、誰が人狼が誰もわからない。
そこで皆で話し合い誰が人狼か誰が平民か考えてもらう。
そして話し合いで人狼だと思う人を殺してもらう。
そして人狼は平民だと思う人を殺しても構わない。
だが、気づかれたらそこでgameover。
人狼だと思われて殺される
人狼は話し合いでしか殺せない。
人狼が殺していい回数は一日に一人。
話し合いは一日に一回。
そして生き残ったチームがここから脱出できる。
どうだ?たのしいだろ。」
......ふざけてる。あの男は頭のネジがぶっとんでる。
なんとしてもここから脱出しなくては。
「ハハハハ。殺された人の役職は殺されたあとに報告する。わかったね。何か質問は.......無さそうだね。
では、ただいまより人狼ゲームの開催をここに宣言する。ゲーム、開始!!!!」
そうして俺たちの人狼ゲームは幕を開けた。
読んでくれた方はありがとございます
小説は趣味で書いているものなので
いろいろと間違っている点等があると思います
その他にご無礼な点がございましたら
すいません