表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変わらない思いに変わる願い  作者: 銀狼
モンカの街
9/19

8話

机に置かれた1枚の銀貨を見て、受付嬢は机の下から灰色のカードらしき物を取り出した。


「こちらがギルドカードになります、先ほどの説明同様これを持てば身分証明に使えます。しかし、特殊な作りになっていますので紛失した場合、再発行には半金貨1枚が必要になりますのでご注意ください。

ギルドカードの右下に埋め込まれている石状の物に触れてください。

石が反応し自動的に魔力を吸収、吸収した魔力この場合は貴方の魔力を認証し登録、貴方専用カードになります。」


魔力だと?異世界だから魔法なんかもあると踏んでいたし、それは後からでも確認できるからと後回しにしていたが、まさかここで魔力が必要になるとは。

魔力とやらが俺にあるかどうかは分からないが、登録するには必要なことだし、これによって俺に魔力があるかどうか確認もできる。


(手間が省けたな)


俺は、ギルドカードの右下にある石に触れる。

すると、体の中から微々たるものだが力が抜ける感覚がする、これが魔力なのか?カードの色が黄色へと変化していく。

瞬く間に、カードは黄色一色へと変化した。


「ギルドカードへの魔力認証は終了です。

続いては、ジョブ登録をしていきます。」


「ジョブ?」


ジョブ?


「ご存知ありませんか?

ジョブとは古代語で職業のことです。ギルドではジョブの登録及び変更が出来るのです。

剣士の職業をえれば、剣や槍などに使用できる二段突き等を覚えることができます。

魔術師の職業をえれば、魔力への補助関係のことを覚えることが出来ると言われています。

もう一度ギルドカードの右下に触れてください。貴方に関することが簡単に表示されているはずです。そこには、ジョブのことも書いてあり今は貴方のジョブは空欄になっているはずです。」


言われてギルドカードに触れると、受付嬢が言うように俺のことがカードに表示された。


==========

ユウイ

男・人間族

18歳


ジョブ:錬金術師

称号:---

==========


「あ?」


「どうかなさいましたか?」


俺は何も言わず、カードを受付嬢に見せる。

カードを見た受付嬢は、書かれていること上から順に見ていきジョブの欄を見て目を見開き、次いで俺のことを尊敬の眼差しで見てきた。


「驚きました、ユーイ様はジョブのギフト持ちなのですね!」


ギフト?俺は、首を傾げる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ