10話
俺は、熊の宿り木亭で一休みしていた。
因みにあの後、宿の名前だけを聞き詳しい場所を聞き忘れたことを思い出し、ギルドへと後戻りした。受付嬢も、ギフトのことなどに夢中になりすぎてクエスト報酬のことを忘れていたり、お互い苦笑いで早い再会を果たしたりしたのはご愛嬌である。
クエスト報酬は銅貨5枚になり、これは黄色ランクのクエストにしても安い方らしい。安いと言われたこの宿で一泊半銀貨3枚で銀貨を出すと、7枚半銀貨が戻ってきたので、半銀貨は10枚で銀貨になりそれは銅貨でも同じだろう。
「さてと、ギルドでの不思議な現象について調べてみるか。」
俺はあの時、ギルドで登録していた時のことを思い出す。
掌を見つめてみるが、あの時のようなことは起きない。
(確かあの時は、自分のスキルとかについて”知りたい”と思ったんだよな……!!魔力が)
魔力を消費する感覚すると同時に、ギルドの時と同じ光景が目に浮かんでくる。
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神楽 優唯
男・人間族
18歳
ジョブ:錬金術師Lv1
称号:(移界者)
Item:
異界の防護服
布袋
・下着5着
・財布袋
・スキルスクロール(無属性魔法)
調合袋
ポーチ
・体力回復薬(小)
・魔力回復薬(小)
・気力回復薬(小)
短剣
ビーストソウル
スキル
先天
武術Lv9
弓術Lv3
身体能力向上
後天
銃剣術Lv1
気術Lv1
加護
瞳の探求神
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やべぇ、色々ツッコミ所満載だわ。