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RPS BATTLE SCHOOL  作者: 赤木梓焔
涙と笑いの文化祭~ユメの涙は俺が拭く!
76/109

7-10

「ユウ兄ちゃん、トモ兄ちゃんおはようございますですぅ!」

「ユメ、おはよっ」「おはようユメちゃん」

 体育館の入り口近くで待ち合わせした俺とトモとミク達。

 学校祭2日目。今日は土曜日で小学校はお休み。

 昨日、学校祭に行きたいと泣いていたユメだが、今日は朝から笑顔だ。

「じゃあ、体育館の中に入るか」

「ハイなぁ、バトルブースへレッツゴーなのですぅ」

「ユメ、はしゃぎすぎよ。まったく」

 ウキウキしているユメを先頭に、俺達は体育館の中に入る。

 今日の体育館はネットで2つに仕切られており、右側が「1学年選抜バトルブース」、左側が「2学年選抜バトルブース」となっている。

 昨日は更に男子、女子とバトルブースがあったが、今日は1つしかない。

 そして体育館の入り口、誰でも見ることができる場所に、今日のトーナメント表が貼ってある。

 トーナメント表は1年生と2年生が分けられて書かれており、俺達は1年生の方に目を向けた。

 それによると1年生の組み合わせは次のようになっていた。


【1年生男子 決勝】 9:30~10:30

第1試合 白1-A:天樹友助 対 青1-D:鈴元力斗

第2試合 白1-A:依田旺士 対 青1-D:三上有利

第3試合 白1-A:鍬土関平 対 青1-C:星野弘樹

第4試合 白1-B:道中孝明 対 青1-C:奥沢信一


【休 憩  ※試合が長引いた場合、この時間に繰越ます】


【1年生女子 決勝】 11:00~12:00

第1試合 白1-A:西郷刹那 対 青1-C:石山小春

第2試合 白1-B:今金香織 対 青1-D:木田智香

第3試合 白1-B:湯川睦実 対 青1-C:若松織江

第4試合 白1-B:八雲和美 対 青1-D:時実未来


 男子の『RPS BATTLE』からなので、昨日と同じくトモが第1試合になっている。

 そしてミクがまたラスト。今日も鈴木先生が吼えるのだろうか?

 そんなことを考えていた時、俺達の側に誰かが近づいてきた。


「ユメちゃん、皆がお着替えをしている間、先生と居ましょうねぇ」

「ハイなぁ、高峰センセと待ってますぅ」

「高峰先生、お願いしてすいません」

「いいのよん、気にしないでね、時実さぁん」

 俺達の側に来た高峰先生がユメに話しかけてきた。どうやらミクや俺達が『RPS BATTLE』で忙しい間は高峰先生がユメをみてくれることになったようだ。

 ユメも自分の母親の担当看護士だった高峰先生の提案に喜んで頷く。


「あれ、高峰先生は今日、身体検査担当じゃないのか?」

「この高校のルールでぇ、2日続けて同じ担当は出来ないの。じゃあ皆は着替えてきてねん」

『RPS BATTLE』での不正などが無いように、先生方の役割は昨日と全て総入れ替え。

 昨日、身体検査を担当した高峰先生は急病人がでない限りは特に仕事は無いそうだ。

「結構厳格なんですね。ミクちゃん、ユウ、早く着替えよう」

「そうね。じゃあ高峰先生、ユメをお願いします。我儘言ったらダメよユメ」

「ハイなぁ、分かってるですぅ」

 高峰先生の言葉に納得した俺達は昨日と同じく更衣室に行って防具服に着替えた。

 そして着替えが終わり、更衣室から出ると身体検査を受けるため、体育館のステージ中央にいる先生の所へ向かう。

 今日の身体検査は2年B組の担任で理科を担当している成瀬美香なるせみか先生とオーラルコミュニケーションを担当しているアメリカ出身のCharlie Claytonチャーリー・クレイトン先生。

 昨日と同じように小型の探知機と触診での検査が行われた。


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