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鈴蘭 燈花
完結宣言して2日で復活!
それもこれも幼女が可愛いのがいけないと思うんだ。
私の名前はメリーちゃん。今あなたの後にいるわ――
・・・
鈴蘭 燈花の場合
・・・
――トンッ
私の拳が目の前の大岩に当たる。
バコゥ・・・
瞬間、聞いたことのない音と共に大岩が凹んだ。
汗が顎を伝い落ちるのが心地良い。
長時間の修行のせいで後に纏めた髪の先まで汗でべったりなのはいただけないが。
――ふぅ
少し根を詰めすぎた。少し休憩にしようかな。
私の名前は鈴蘭 燈花、花も恥じらう16歳
ちょっと古武術が使える女子高生だ。因みに今は夏休みを利用して富士の樹海に修業しに来ている。
私は髪をポニーテールにしていたリボンを解いて髪を解放する。
そのまま傍にあった川に飛び込んだ。
少し冷たい位の水温だが、今はそれが気持ちいい。
ついでに素手で魚を獲り、昼食にする事にした。
塩だけの味付けだが、新鮮な魚にはそれだけで充分なのだ。
火で焙りながら塩を掛けて味付けしていく。
「うん、おいしい!」
一人でのご飯なのが残念だが、これは修業だから仕方ない。
でも、話し相手がいればこれももっと美味しかっただろうな。