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【主要参考文献】

『ウェス・モンゴメリー 黄金の親指(Wes Montgomery: The Guitar Player's Guitar Player)』

エイドリアン・イングラム 著 / 小泉清人 訳(晶文社)

本作における事実関係、家族とのエピソード、およびジョニーグリフィンらとの交流を描く上での最も重要な典拠となりました。


『モダン・ジャズの群像』

油井正一 著(新潮文庫)

当時のジャズ・シーンの熱量や、ウェスの登場がどれほど衝撃的であったかを考察する上で参考にしました。


『リバーサイド・ジャズ・ジャイアンツ』

オルリン・キープニュース 著(各種インタビューおよび回想録)

プロデューサーの視点から見た、スタジオでのウェスの謙虚な素顔や、録音現場の緊迫感を再現する一助となりました。


『Wes Montgomery: Jazz Play-Along Volume 137』

(Hal Leonard Corp / 付録解説)

チャーリー・クリスチャンの影響や、譜面が読めないという独学の背景など、技術的側面と人間性の繋がりを確認しました。


当時の新聞・雑誌アーカイブ

インディアナポリス・スター(The Indianapolis Star) 等の訃報記事および葬儀に関する記録。


読者の皆様へ

 このリストは、単なる資料の羅列ではありません。かつて一人の男がこの地上に存在し、愛と苦悩の狭間で音楽を紡いだという「生きた証」の断片です。

 もし、この物語を通じてウェス・モンゴメリーという人間に興味を持たれたなら、これらの書籍を紐解き、彼のレコードの針を落としてみてください。そこには、私の拙い筆では書き尽くせなかった「本物の音」が待っています。



【ウェス・モンゴメリー 主要ディスコグラフィー(日本国内盤)】


1. リバーサイド・レーベル時代(1959年 - 1963年)

ウェスの最も「ジャズ・ジャイアント」らしい、ストレート・アヘッドな熱演が楽しめる時代です。

『ウェス・モンゴメリー・トリオ』 (The Wes Montgomery Trio, 1959年)

日本盤:UCCO-90431 等(デビュー作。「ラウンド・ミッドナイト」の熱演収録)

『ザ・インクレディブル・ジャズ・ギター』 (The Incredible Jazz Guitar, 1960年)

日本盤:UCCO-40051 等(不朽の名盤。「フォア・オン・シックス」「ウエスト・コースト・ブルース」収録)

『ムーヴィン・アロング』 (Movin' Along, 1960年)

『ソー・マッチ・ギター!』 (So Much Guitar!, 1961年)

『バッグス・ミーツ・ウェス!』 (Bags Meets Wes!, 1962年)

共演:ミルト・ジャクソン(MJQ)。日本盤:UCCO-90434 等。

『フル・ハウス』 (Full House, 1962年)

ライブ盤の最高傑作。ジョニー・グリフィンとの共演。


2. ヴァーヴ・レーベル時代(1964年 - 1966年)

プロデューサーのクリード・テイラーと組み、より洗練されたオーケストラとの共演や、ポップな感覚を取り入れた時代です。

『ムーヴィン・ウェス』 (Movin' Wes, 1964年)

『ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリー』 (Smokin' at the Half Note, 1965年)

本編で触れた「ハーフ・ノート」の奇跡。ウィントン・ケリー・トリオとの熱狂。

『バンピン』 (Bumpin', 1965年)

『テキーラ』 (Tequila, 1966年)

『カリフォルニア・ドリーミング』 (California Dreaming, 1966年)

『ダイナミック・デュオ』 (The Dynamic Duo, 1966年)

共演:ジミー・スミス。オルガンとギターの王者対決。


3. A&M/CTI レーベル時代(1967年 - 1968年)

最晩年。イージー・リスニング的な心地よさとジャズの深みが融合し、全米チャートを席巻した時代です。

『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』 (A Day in the Life, 1967年)

ビートルズの曲をカバー。全米ジャズチャート1位を独走した大ヒット作。

『ダウン・ヒア・オン・ザ・グラウンド』 (Down Here on the Ground, 1968年)

『ロード・ソング』 (Road Song, 1968年)


4. 近年発掘された重要盤(日本国内仕様)

米レゾナンス・レコードなどが発掘した未発表音源が、日本でも解説付きで発売されています。

『イン・ザ・ビギニング』 (In the Beginning)

1940-50年代の初期音源集。

『エコー・オブ・インディアナ・アヴェニュー』 (Echoes of Indiana Avenue)

ミサイルルーム時代の熱気を伝える貴重な発掘音源。



【YouTube 視聴可能ライブ映像リスト】

1. ロンドン公演:BBC『Jazz 625』(1965年3月25日)

本編、第19.20話の舞台となった、最も有名なテレビパフォーマンスの一つです。ハロルド・メイバーン(ピアノ)らとのカルテットで、完璧に制御されたスイングを披露しています。

主な演奏曲: 「'Round Midnight」「Jingles」「Full House」

URL: https://www.youtube.com/watch?v=KH_y0L3H1AQ


2. ベルギー公演:『Jazz Prisma』(1965年4月4日)

非常にリラックスした雰囲気の中、ジョン・コルトレーンの「Impressions」などを演奏。彼の指先のアップが多く、オクターブ奏法の秘密に迫る映像です。

主な演奏曲: 「Impressions」「Twisted Blues」「Here's That Rainy Day」

URL: https://www.youtube.com/watch?v=PbGGP_YGAi4


3. ドイツ・ハンブルク公演:『NDR Jazz Workshop』(1965年4月28日)

本編で「沈黙の兆し」として描いた、ドイツでのセッション。ジョニー・グリフィン(サックス)との熱い掛け合いが映像で残っています。

主な演奏曲: 「Blue Monk」「West Coast Blues」

URL: https://www.youtube.com/watch?v=0KBItnpf1N0


4. オランダ公演:リハーサル風景を含む貴重映像(1965年4月2日)

本番だけでなく、メンバーと打ち合わせをしたり、冗談を言い合ったりするウェスの素顔が見られる非常に珍しい映像です。

URL: https://www.youtube.com/watch?v=0qh-Mgu74wc

※この動画はベルギー、ロンドン公演も含むまとめ映像になっています。


 映像を見て驚くのは、あれほど高速なフレーズを弾きながら、彼の顔が常に穏やかで(時に苦悶の表情を浮かべますが)、汗を拭いながらも音楽を楽しんでいることです。

特に『Jazz 625』の『'Round Midnight』でのソロは、今回執筆した『暗闇のなぞり書き』の情景をそのまま映し出したような、深い静寂と熱を帯びています。ぜひ、読み終えた後に、彼の指のタコが刻むリズムをその目で確かめてみてください。






















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