七つ星と刑死者
よろしくお願いします!
使用人の案内に連れられ、自分の部屋へ到着してからというもの、彼女は。
「……」
ひたすらに、あの時クロウリーに手渡されたロケットの中を眺めていた。
そこには、どこか不機嫌そうな顔をした彼女と、天真爛漫な笑顔を浮かべる銀髪の少女が映っている。
ヴィオラは、何故この写真を選んだのか、とクラリアに問いかけたことがあった。
彼女の浮かべた子供のような顰めっ面を見れば分かる、こんな顔の写真を使われるのは不本意であったろう。
その時、クラリアが、どこか悪戯っぽく笑いながらこのように言い放ったことをヴィオラはいまだに覚えている。
「だって、あなたがこんな顔してる写真、使わない方が勿体無いでしょ?」
馬鹿言ってんじゃねぇよ。
折角の誕生日プレゼントだってのに、そんな理由で選びやがって。
しかしこれ以上、ヴィオラが文句を言うことは無かった。
こうして、極めて不名誉な写真がロケットに収められることとなったのである。
今となっては、あの日々が懐かしい。だが、ヴィオラがクラリアとの日々を懐かしんだことは、あの日以来一度も無かったはずだ。
無論、クラリアにもう一度会いたい、と思ったことも。
だから、彼女自身、自らの内に芽生えた女々しくて軟弱な欲求に、若干ながら困惑を覚えていた。
どうやら私は、彼女を愛する心をまだ捨て去れていなかったらしい。
そうでなければ、アルカヘストに心の隙を突かれたからといって、あそこまでの過剰反応を示すことは無かったに違いない。
「はぁ……」
馬鹿げてる。
このままだと、落ちるところまで落ちていきそうであった。
だからだろうか、扉を叩く小さな音に対して、彼女は即座に反応した。
「誰だ?」
「起こしてしまいましたか?」
「……いや、大丈夫だ」
「三人目のオルガンが、月牙泉に到着したと聞いたので。挨拶をしに来ました。名前は……できれば、面と向かって名乗りたいです」
「声が若いな。分かった、すぐに開ける」
聞き覚えのない、少女の声だ。
それも、恐らく、成人はしていないレベルの。
案内ついでに届けて貰ったトリーアの醸造酒を飲み交わすことは、残念ながら出来なさそうだ。
「ん……?」
誰も、いない。
「ここ、ここです」
「ここって……」
「下!下です!」
「下……おっと」
否、居た。
ヴィオラの視界よりも更に下に存在していただけだった。
暗めの肌色をした、小柄な少女がそこに立っている。
一見、頼りなさげにも見えるが……。
「ふぅん」
「何か?」
彼女の経験と眼が訴えかけていた。眼前の戦士は只者ではない、と。
そしてそれは、彼女の着たトレーニングウェアの隙間から僅かに見える、発達した筋肉によって確かな裏付けがなされている。
「アンタ、その背丈の割に意外と良い身体付きしてんな?大変だったろ」
「……」
「どうした?」
「そういう話をする前に、早く部屋の中に入れてくれませんか?」
「あぁ、悪い。好きなところに腰掛けてくれ」
「お邪魔します」
今回に関しては、ヴィオラが対応に失敗したとはいえ、中々慇懃無礼な少女である。
だからこそ、彼女は大物になり得ると言えるのかもしれない。
「思ったより、片付けられてますね」
「なんだ?悪口か?喧嘩なら買うが」
「まずは、名前を名乗るべきですよね。身共は、サリナ。サリナ=グルン、という名前を神聖なる霊山の加護によりいただきました」
「独特な自己紹介だな。それが、ガルカ族の作法ってやつなのか?」
「身共の出身をご存知なのですね。その通りです、古来よりガルカは、名前を神聖なるアトラスの霊峰より賜り、継承してきました。尤も、それを受け取った生き残りは身共だけになりましたが」
「生き残りねぇ」
サリナの清水が如き青緑色の瞳が真っ直ぐ、こちらを見つめている。
窓の隙間から吹き込む風は彼女の薄紫の短髪を優しく撫で上げ、優雅にたなびかせていた。
「お嬢さん、アンタは何歳なんだ?」
「16歳です。何か、問題が?」
「いや、ちっせぇ身体ででっけぇもん背負ってんだな、と思っただけだ」
「同情される謂れはありません。身共が好き好んで背負っているものですから、重荷と思ったことさえありません」
「そうかよ。なら、私はこれ以上気にかけねぇぞ?」
「身共こそ、初対面でプライバシーに触れられるとは思ってもみませんでした。それで、何の話でしたっけ?」
「挨拶しに来たのはお前の方だろうが……確か、アンタの身体の話じゃなかったか?」
「よくそんな、語弊のある言葉を平気な顔で言えますね」
「チッ……悪かったな、鈍感でよぉ」
印象最悪ですよ、と言いながらサリナは溜息を吐いた。
残念ながら。配慮ある言葉が期待できるような育ちなど、彼女はしていない。寧ろ、取り巻く環境に関してはめっぽう悪い方であったと言わざるを得ないだろう。
彼女は成人して尚、幼年時代に味わった耐え難い苦濁を覚えている。
「身共が身体を鍛えている、というのはあなたの見立て通りです。身共にできることは少ないですから」
「流石は、かつて傭兵界隈を蹂躙した最強の民族だ。アンタはまだ幼いようだが。それでも、強いだろ?戦場に出たことは?」
「幾度か」
「負けたことは?」
「一度も」
「自信たっぷりじゃねぇか」
「それだけのことはやってきているつもりです。でも、上には上が居るものですから……」
彼女はどこか、達観していた。
若輩者でありながら、どれだけの修羅場を潜り抜けてきたのだろう?
ヴィオラもまた、サリナを侮ることはしなかった。仮に、サリナが驕り高ぶっていたとしても、彼女は若気の至りとして歓迎していただろうが。
「さて、身共の名前はもう覚えましたよね?」
「サリナ=グルンだろ?ま、覚えておいてやるさ」
「では、長旅でお疲れでしょうし、身共はお暇しようと思います」
「ん?なんだよ、マーキュリーといい、アンタといい、月牙泉に雇われている奴は良い子ちゃんしか居ねぇのか?沸点の低い私だが、我儘を受け止めるくらいの余裕はあるんだぜ?」
「マスターに対して迷わず銃を撃ち、終いには斬撃まで飛ばして執務室を無茶苦茶にした人に我儘を押し付けられる程、身共は恐れ知らずじゃありません」
「……」
何故それを。
アルカヘスト。まさかお前、言ったのか?
眼に浮かぶようだ。わざとらしく困った風に眉を下げ、様子を見に来たサリナに愚痴を溢すかれの姿が。
自分自身は無傷かつ平気な表情で居た癖に。
「それに、身共は兎も角」
「身共は兎も角……って普通自分で言うか?」
「マーキュリーさんは別に良い子ちゃんではないと思いますよ」
「そうなのか?アイツもアイツで、メイドの名に恥じない腰の低さと忠実さだったけどな。ま、イラッとすることもないわけでは無かったが。あの借りはいつか返す」
ボソッと小声で不穏なことを口にするヴィオラを横目に、サリナは続ける。
「それは、あなたが接待するべき相手だったからです。同僚となり、接待の必要が無くなった今、彼は躊躇無くあなたに皮肉混じりの冗談をふっかけてくると思いますよ。騙されてはいけません、少なくとも身共に対してはそうでした」
「お前に対してそうだったなら、私に対する対応はその100倍悪くなるだろうな」
「同感です」
「同感するな」
「まぁ、気をつけるに越したことはないと思いますよ。元暗殺者の称号は伊達じゃない、ってくらいにマーキュリーさんはシニカルな人です」
元暗殺者か。
どうしてだろう、暗殺者と聞くとどこか陰湿なイメージを思い浮かべてしまう。
しかし、彼女の言うシニカルが本当であるならば、あながち偏見ではないのかもしれない。
「それに、地獄耳でもあります。暗殺者としての基本技能なのかもしれません」
「中々言うじゃねぇか、お前も。さては、ただの良い子ちゃんじゃねぇな?」
「そうですか?身共は自身を良い子だと思ったことなど一度もありませんが、悪い子だと感じたこともありませんので」
「ハッ、そうかよ。ま、必要以上の馴れ合いをするつもりは毛頭無いが、仲良くやろうぜ」
「予防線ですか?」
「何がだ?」
「いえ、忘れてください。それでは、失礼しました」
恭しく、ぺこりと頭を下げてから、彼女は落ち着いた足取りで扉の方へ歩いて行った。
霊峰の右腕と呼ばれし、ガルカ族の生き残り。《戦車》のサリナ。
ヴィオラは成る程、と思いながら立ち上がり、窓を閉める。
存外、あの少女は頼りになるかもしれない。
一人で処理しきれない事案があれば、連携する価値もあるだろう——
「うわっ」
「あぁ?」
なんだなんだ?
驚いているんだかいないんだか、よく分からない驚嘆の声が背後で響く。
声に釣られて思わず振り向くと、そこにはヴィオラと同じくらいの背丈の淡い色彩を纏った男性が立っていた。
「ごきげんよう」
うわ。
「……」
「僕も、改めて自己紹介と挨拶をした方が良いだろうと思ってここまでお伺いしたのですが……シニカルだの陰湿だの、何やら馴染みの薄い言葉が聞こえまして。思わず聞き耳を立ててしまいました」
何が聞こえてきた、だ。
部屋の中の会話がそう簡単に廊下まで聞こえてたまるかよ。
「……いかがですか、ヴィオラさん。身共の言った通りだったでしょう?」
「そうだな。確かに、どこぞの元暗殺者さんは些か耳が早いらしい」
「フフ、含みのある言い方をしますね?さ、膝を合わせて語り合いましょう。勿論、サリナさんも一緒にです」
「オイ、私の部屋を勝手に……」
「少しくらい良いでしょう?僕の陰口をしたちょっとした罰です」
「チッ」
無理矢理押し返しても良い、のだが。
結局、ヴィオラはそうしなかった。
マーキュリーの言い分に対してめぼしい反論が思いつかなかった、というのもあるが、それ以上に、体力を消費するのが面倒臭かったのである。
「この椅子、借りても良いですか」
「好きなようにしてくれ」
「では、身共ももう少しだけお邪魔します」
「あぁ」
全く。少し休んでからアルコールを楽しもうという計画が早くも台無しだ。
「改めて、僕の名前はマーキュリー=ヴァレンティヌス。サリナさんが仰っていた通り元暗殺者で、今は旦那様のメイドと雑用係をしています」
「なんだ、同僚相手でもアルカヘストのことは旦那様って呼んでるんだな」
「不思議ですか?」
「アンタがあの人をそう呼ぶことに関しちゃあ、別にどうとも思ってねぇよ。旦那は呼び名に頓着ないらしいしな。ただ、あれは仕事中の呼び方なんだろう、と勝手に思ってただけだ」
「いつだってかれは、僕の旦那様ですよ。何せ、僕にとっての恩人でもあるのですから。この恩は返しても返しきれません」
「恩人?」
「マーキュリーさんは、マスターの暗殺に失敗して行き場を失くしていたところを、そのまま拾われたんです」
「旦那様が居なければ、僕は今頃旧帝都のスラム街で野垂れ死んでいたでしょう。今の僕は、かれが居てのものです」
暗殺に失敗して、行き場を失ったって……だから、「元」暗殺者、なのか。
「にしても、暗殺のターゲットに拾われたのかよ?」
「勿論初めは、一介の暗殺者として恥ずべきことだと思っていました。でも今となっては、見ての通りで」
「……まぁ、そうだな」
「だからこそ、もう暗殺業には戻れないのだろうと思っていますよ。暗殺者として堅持するべき矜持のようなものを、僕は進んで捨て去ってしまいましたから」
「ふぅん。そういうものか」
とはいえ、ヴィオラにも、傭兵としての信念やポリシーがある。
これを捨て去ることは、十年来の付き合いである銃やナイフとお別れすることと同義と言えるだろう。
マーキュリーは、それを捨て去ってでも生きることを望んだのだ。
「そうですね、挨拶はこれくらいで十分でしょう。それでは、これからよろしくお願いします」
「まぁ、程々にな」
「程々、ですか」
感情の読めない、彼の表情が微かに動いた。
「ま、それでも構わないですよ」
「ただ、一つ質問しても良いか?」
「答えられる範囲で善処します」
「これからの任務の話って聞いてるのか?サリナよりも、アンタの方が旦那に近いだろ?」
「いえ、まだです。旦那様は秘密主義ですからね。可能な限り言葉を濁しますし、必要な時になるまでは基本的に教えてくれません」
「嫌じゃねぇのか?」
「慣れてしまいました」
「サリナは?」
「身共は、マスターの仰ることに従うだけですから」
「傭兵は雇用主の奴隷じゃねぇだろ?少しくらい逆らってみたらどうだ?」
「旦那様は、僕たちのことを奴隷とは見ていませんよ。ただ、必要以上の情報は逆効果だと考えているだけです」
「本当かよ?」
ヴィオラはこのように、顔を顰めながらマーキュリーとサリナの逆を行く発言をしているものの。
直接触れ合って話してみた感触としては、意外と悪くないと感じていた。
勿論、かれ固有の威圧感はあった。
言葉もどこか、感情が伴っていないように聞こえる、或いは真意の見えない底知れなさを伴うものだった。
しかし、不必要に高圧的な態度を示し、傲慢さを見せつけるような大抵の「雇用主」とは異なるように思える。
彼らは単純に、他人を金銭で奴隷扱いできると妄信している愚か者だ。
そんな奴と何度契約を交わしかけたか分からない。
幸か不幸か、ヴィオラの他人を見る眼は肥えてしまったのだ。
「しかし、奴隷扱いが苦手ならば。かれと夜を共にするのはやめておいた方が良いですね」
「はぁ?何を言ってるんだ?」
「……詳しく聞きたいのですか?」
熱の伴わない白縹色の視線がヴィオラに突き刺さる。
それはまるで氷のようで、思わず眼を背けたくなるようなものだ。
しかし、気のせいだろうか?彼の青白い生気の抜けた肌が、少し赤らんでいるような?
いやこれは錯覚ではないのだろう、彼は——
「……」
…………。
やめておこう。月牙泉に来たばかりの今、そのような深淵を知るべきではない。
「僭越ながら口を挟みますが。ほぼ初対面の相手に振るべき話題ではないと思いますよ、マーキュリーさん」
「それは僕も同感です。これ以上掘り下げられることがあったら、僕も少し困惑してしまうところです」
じゃあ、そもそも振るなよ。
他にも話を広げる方法はあっただろ。
「はぁ……。そういう話は嫌いじゃないが、今はやめておく」
「嫌いではないんですね」
「まぁな。サリナ、お前ももうそろ年頃だろう?戦場に身を置くなら、多少は汚らしい、ふざけた、下品な話題が娯楽に感じられねぇとな。繊細過ぎると、いつか壊れちまう」
「そういうものですか」
「そういうものだ。とはいえ、今はそんな娯楽に頼らなくても十分なんでな。やめておく」
「懸命な判断ですね」
ヴィオラとサリナは思う。
冗談のつもりだったのかもしれないが、真に懸命な判断するべきだったのはマーキュリーの方であったろう。
「私から聞きたかったのはそれだけだ。アンタらの用は?」
「身共はマーキュリーさんに巻き込まれただけですので」
「僕ももう、特に用はありませんね」
「じゃあ、とっとと帰るんだな」
彼女は、シッシッとジェスチャーで二人を追い払う。
「私はまだ、風呂にも入ってないんだ」
「お風呂……。お風呂。良いですよね。ここのお風呂は、特に良いですよ。とっても広くて、快適です。流石は月牙泉、大いなる泉の辺りに建てられた小さい極楽です」
「なんだ、そこまで言うってことは期待して良いのか?ここ数日、移動でまともな風呂に入れてねぇからな」
「それなら、より身に染みると思います。初めてここのお風呂に入った時の感動は、今でも忘れられません」
「サリナさんが初めてお風呂に入った日ですか。僕もその時のことは覚えていますよ」
「えっ?」
「無理も無いでしょう。君は感動のあまり、のぼせて溺れかけて——」
突如、電灯の輝くヴィオラの個室に、耐え難い殺気が充満した。
動けば、殺られる。視界がぐにゃりと歪み、マーブル状に変色する。
ここまで分かり易いものとなれば、誰もが本能的に危険を察知し、肩が無意識下に強張るのを感じ取ることができるだろう。
背筋を逆撫でする冷気は、それがいかに触れるべきでないことなのかを克明に暗示している。
「……」
「サ、サリナ?」
「さて、身共はもう戻らせていただきますね。お風呂はこの廊下の突き当たりにある階段を上がっていけば分かると思います。それでは、ごゆっくり」
「……」
ばたん。
すっくと立ち上がり、俊敏な足取りで扉へと向かっていった彼女は、そのまま川が流れるように出ていってしまった。
油断しているわけでは無かった。
サリナは紛れもない軍人である。それは、初めて顔を合わせた瞬間から分かっていた。
だがしかし、こうして強烈な敵意に当てられると、やはり何と口にすれば良いのか、分からないのであった。
「……オイ」
「それは、僕に言っているのでしょうか」
「アンタ以外、ここに誰が居るってんだよ」
「居ないですね」
「どうにかしろ、この空気を。それか、早急に退出してくれ」
「分かりました。それでは」
そして、彼もまた、追い立てられるようにこの場を去って行った。
残されたのは、重い腰を上げる気にもなれず、前屈みになって座っている女、ただ一人。
数秒経って、状況を咀嚼して、溜息を吐いた。
「本当に大丈夫かよ?」
サイドテーブルの上でさらさらとした風を受けているロケットを眺めながら、ヴィオラは嘆いた。
その声を聞いたのは、天におわす神くらいのものだろう。
クラリア=スカーレット……彼女のことを追いかける為だけに、ここまでやって来たつもりだったのに。
今更ながら、何とも面倒なことに巻き込まれてしまったような気がする。
これから、彼女はどのような運命に振り回されることになるのだろう。
或いは、既に彼女は過酷な定めの渦中にあるのか?
いずれにせよ、先が思いやられることには変わりない。
第一の門を通り、オルガンとしての奉仕を始めた、その一日目が終わろうとしている。
だが、それによって、彼女の中の何が変わったのか。
はたまた、何も変わってなどおらず、結局のところ視線の先にあるものは全く同じであるのか。
ヴィオラ自身、全くもって計りかねているのであった。
お疲れ様でした。
次回から、本格的に物語が動き出します。
お付き合いいただければ幸いです。
最後に、例の如くこの場を借りた新キャラ紹介をば。
今回初登場したのは、サリナ=グルンちゃんです。
薄紫がイメージカラーの寡黙少女。丁寧語で話しますが、割と慇懃無礼で毒舌。
常に口が悪いヴィオラ以上に、ここぞの口撃力は高いかもしれません。
また、16歳の少女とは思えないほど、その思考は達観しています。
それには、存在が抹消されたガルカ族の生き残りという出自も関係しているのでしょう。
趣味は筋トレとお風呂。
特に、良い温泉には眼が無いとか……。
いつか、温泉エピソードも書いてみたいですね。