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記憶
学校からチャイムの音がする。私の母校。でも、その学校は私の黒歴史でもある。
たぶん・・・・私の一生ものの。
中学生の時好きになった男の子。彼と私は少しの時間で仲良くなった。でも、彼には好きな人が居た。彼と私の間では、彼の好きな人の話、好きな人にどうやって振り向いてもらうか・・・とか彼の好きな人の話でもちきりだった。
でも、その話は一瞬で消えた。彼の好きな人に彼氏ができたから。私と彼は深い悲しみに落ちた。でも、私はそれと同時に喜んでしまった。良かった!彼がその子と付き合わなくって。そして私にもチャンスが来た。彼が好きだって言ってくれたから。私はそのチャンスを逃すまいと直ぐにOKした。
そこからが未来の悲劇を呼んだのだった。