昨日宰相今日JK明日悪役令嬢 キャラクターデータ その5
【パイロン三世】
正式名称
オークラム統合王国国王 パイロン・オークラム
作者メモ
オークラム統合王国国王。
諸侯の傀儡のようにみえて、傀儡回しのように見えて、結局傀儡。
彼については仕掛けが色々とあるので、書くことができない話が多すぎるのでこうやって穴埋め。
話公開後に再更新する予定。
パイロン三世とモーフィアスの関係は次章の大きなポイント。
設定をいじくっていると、結局私の根幹が探偵のじっちゃんが活躍した昭和地縁血縁エログロ社会に行き着くと思い知らさせる。
まあ、ノクターン設定でエロ作る前に地図と家系図作りだした私が言う事なのであまり気にしてはいけない。
【グロリアーナ王妃】
正式名称
オークラム統合王国王妃 グロリアーナ・オークラム
作者メモ
オークラム統合王国王妃。
ちょい役なのだが、彼女とロベリア夫人の対比でやっと王室内のドロドロが定義できたので実は外せないキャラだったりする。
彼女は北部諸侯の出で、アンセンシア大公妃の血を引く何十番目(当人も分からないらしい)の娘である。
だから、ハーフエルフ。
オークラム統合王国の貴族家系は男系・女系とかは関係なく、血族でかつ前任者もしくは家の関係者の承認と法院での承認によって継承される。
その為、彼女は父親が誰か分からないけどアンセンシア大公妃の腹から出た事でアンセンシア大公家の者として扱われた後にファルターク公爵家に養子に出されて、ファルターク公爵家からオークラム王室に嫁ぐなんて経歴ロンダリングをやっていたり。
アリオス王子とセドリック王子の母であると同時に、ヘインワーズ侯が失脚した後に摂政として振る舞い実務はアリオス王子にぶん投げる程度の政治力を母親からきっちりと仕込まれている。
彼女は母親なので、北部諸侯とオークラム王室が対立した場合、息子たちの為にもオークラム王室側につく。母は強し。
その為、サイモンや南部諸侯に操られているロベリア夫人の動きは苦々しく思っているが、カルロス王子については王室の一員として、父親が同じ息子として愛している所に注意。
設定書きだすとチョイ役なのが惜しいぐらいなので、ちょこちょこ加筆しよう。
この辺りの動きが、最終章で派手に炸裂する予定である。
この書き直し版はぶっちゃけると、最終章の大幅改変の為だけに書いていると言っても過言ではない。
【セドリック王子】
正式名称
オークラム統合王国の君主の息子にて近衛騎士団に所属する楽士、セドリック・オークラム
容姿
吟遊詩人+近衛騎士=身分を隠す遊び人
作者メモ
チョイ役のはずがあれよあれよと役がふくらんでしまい大変な事に。
おまけにセドリック王子とシドとアマラの三角関係が絡んでとても楽しい事に。
彼自身は政治には関心は無く、武で兄を支える為に近衛騎士になっている。
同時に、吟遊詩人として美や女の方に手を出してアマラと知り合うことになる。
この三角関係の解消も最終章において派手に炸裂するので忘れないように。
彼自身は王位継承争いに最後まで絡むつもりはなく、それゆえにゲームにおいてはカルロス王子に敗北する。
だけど、彼が政治の舞台に引っ張りこまれたのは兄と弟の為であり、アマラの為である。
王としての兄、子供としての弟に挟まれて山場を迎える彼の心境を書くこと。
【大賢者モーフィアス】
正式名称
大賢者にして王の友人 モーフィアス
『ザ・ロード・オブ・キング』のフレーバーテキストキャラクターだが、彼は舞台であるオークラム統合王国の宮廷魔術師として長くその統治を支えていた大賢者である。
だが、そんな大賢者も王国崩壊は救えず、その後の戦乱から主人公が世に出る事で『ザ・ロード・オブ・キング』の物語は始まる。
彼が異世界から絵梨を召喚したことでこの物語は幕を開ける。
容姿
白髪の老人
作者メモ
本当のラスボス。
実は当初からこいつはラスボスとして決めていたので、キャラデータを書けなかったという理由があったり。
とはいえ、どうやってこいつをラスボスにするかまでは考えていなかったから、話が右往左往する流れでこんな感じに。
同時に、彼を軸に魔術師組織についての設定も整備。
我ながら己の行き当たりばったり感に苦笑するしかない。
ここまできたからこそぶっちゃけるが、この物語を魔術師側から見るとゼラニウムとモーフィアスの対決となり、ゼラニウム側の後継者エリーの復讐劇となっている事に注意。
【オババ】
正式名称
穴蔵から出た老いぼれ シオン
王都地下水道の淫売宿『地下の花畑』亭の主。
エリーと関わったが為に、日の世界に出て、『夜の楽園』亭のオババとして小言を言う日々を送ることに。
華姫調教時ゼラニウムの同期で、彼女は華姫になれずに売られた過去を持つ。
なお、名前はこれを書くために考え、『老い』の花言葉を持つ友禅菊経由でこの名前に決定。
容姿
オババ
作者メモ
実はここ最近のお気に入りだったりする。
私の物語はなぜか爺や婆が大活躍する事が多いのだが、彼女もそれに当てはまったらしい。
すきあらば出そうと企んでいる私。
【ゼラニウム・シボラ】
神奈瀬羅
絵梨と水樹の師匠。
南部諸侯の名家シボラ家の出身でオークラム統合王国花嫁女官長という要職につき、次期宮廷魔術師候補だったにも関わらずモーフィアスと争って花姫に落ち、リラック・ヘインワーズとの間にエレナを産んで失踪して絵梨たちの世界に来た過去を持つ。
作者メモ
私の崇めるデウス・エクス・マキナ。
この行き当たりばったりの物語が終盤に向かうに連れ、状況整理の為に出す。
というより、終わらせ方の筋が見えたからこその切り札投入。
行き当たりばったりで書いているとこのあたり本当に難しく、終わりまでの筋が見えた時の恍惚と快楽たるや!
話がそれた。
物語の軸線は、絵梨とアルフレッドの恋物語であるが、背景に時間をまたいだ権力闘争が色濃く残っている。
モーフィアスとゼラニウムの当代随一魔術師対決に敗れたゼラニウムが絵梨という弟子に託して絵梨がモーフィアスに挑むなんて視点が絡み、これにオークラム統合王国国内の権力闘争が絡む形に。