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昨日宰相今日JK明日悪役令嬢 恋愛陰謀増々版  作者: 北部九州在住
乙女ゲーとSLGの間で

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昨日宰相今日JK明日悪役令嬢 キャラクターデータ その4

【アンセンシア大公妃】


 正式名称

  オークラム統合王国王室に連なるエルフの長の娘 アンセンシア・オークラム


  彼女はエルフである。

  老いない生涯現役である。

  だからこそ、エルフの長寿よろしく子孫たちに後を任せてふらふらして、ドワーフオーダーメイドでアンセンシア大公家の紋章が彫られたミスリルボウガンシールドを持って冒険者ごっこをするのが大好きだったりする。

  なお、化け物呼ばわれしても怒らないが、『お婆さん』と呼ぶと逆鱗に触れるので注意。

  こんな諸国漫遊記ごっこを楽しんでいる彼女は、北部諸侯随一の政治家であり、生涯現役の名に相応しい武人でもあった。

  なお、胸が出っ張って弓が撃てないという理由から彼女はボウガンを使っており、ちっぱい騎射使いのマリエルの弓を全部そのボウガンで叩き落とした逸話を持っていたり。

  そして、長寿による修行と経験によって彼女もまた頂点の精霊使いとして歴史に名を刻まれているのだ。

  蛇足だが、エリオスの攻略キャラの一人であり最初の側室でもある為、ちっぱい……じゃなかったマリエルが彼女を罵倒するときは『あのおっぱいエルフ』と憎しみをこめて罵る。

  ミティアが王女である事を知っている数少ない一人。

  サイモンの母親。



 容姿

  緑の髪を揺らしながらぶりっこを楽しむおっぱいエルフ


 作者メモ


  北部は山岳地帯や森林地帯が広がり、山岳地帯のドワーフや森林地帯のエルフとの居住地争いで人間にとってはあまり住みやすい土地ではなかったりする。

  そんなエルフやドワーフとの生存競争に勝ち、血を混じらせて来たのが北方蛮族と呼ばれる連中の正体である。

  基本的に食料が足りないから南下して略奪を繰り返した彼らにオークラム統合王国は東方騎馬民族とは別の意味で手を焼き続け、長い戦いの果てにある程度の境界線を策定する事に成功する。

  その境界線の中心に位置しオークラム北方防衛の要となったのが城砦都市ファルタークで、アンセンシア大公家は北方守護の命を受けた分家王族とエルフの姫によって作られた家なのだ。

  で、ここで気づいたことは無いだろうか?

  不老に等しいエルフのお姫様が『興した』家。

  つまり、そのお姫様ことアンセンシア大公妃はまだ現役バリバリだったりする。

  アンセンシア大公妃が生んだ子孫が代々ファルターク公爵を名乗り、表立ってはこちらが全てを差配する。

  だが、王室の一員となって北方守護の功労者、おまけにファルターク公爵家の血脈の祖であるアンセンシア大公妃を無視できる訳が無く、北部諸侯の事を指す時はファルターク公爵家でなく、アンセンシア大公家と呼ぶ慣例が続いている。

  エルフの上位種であるハイエルフの中でも頂点の一人、ドライアドが彼女の正体だったりする。

  エルフという種族は森の民であり、森の精霊とも呼ばれていたりする精霊に近い種族だったりする。

  そんな彼女たちは、己の魔力の源を森に求める為に契約樹と呼ばれる木と契約する。

  要するに、その森にいる限りエルフは無敵に近いが同時にその森から離れると当然その加護を失う訳で。

  金髪色白がエルフの元の姿だが、契約樹を持たないエルフは魔力不足からか銀髪褐色肌になる。これがダークエルフである。

  ついでだが、ダークエルフ達が魔力不足から人の精を吸い取るように進化した連中の事をサキュバスと呼ぶ。

  で、彼女の契約樹というのが、北部大森林地帯のそのまた奥地にある世界樹で、この北部森林全ての力の源だったりする。

  エルフにあるまじきその万緑の長髪は世界樹の加護を得ている証拠で、実は葉緑体持ちだから食事すら必要としない。

  だからこそ、彼女は北部においては無敵であり、同時に王都に出てゆかなかった最たる理由がこれなのだ。

  同時に、これが現在の北部諸侯の苦境である食料不足を招いている。

  要するに、開発--森を伐採--する事ができないのだ。

  そのくせ、世界樹の加護は発動しているから北部は人口が多く、北部諸侯が頭を下げて西部諸侯から穀物を買う羽目になっている。


  ご当地最強キャラ。

  彼女にとって、王国よりも北部諸侯である。

  ゲームではアリオス王子が消えた事で、統合王国崩壊を予見して統合王国を見捨てた彼女だが、アリオス王子立太子が決まろうとする法院では絶妙なアシストをして見せたチート政治家として書くように。


  ラ党副総裁で裁定をした人




【タリルカンド辺境伯】


 正式名称

  タリルカンドの街の君主 シャリオ・タリルカンド


  オークラム統合王国東部諸侯のとりまとめ役。

  長く、東方騎馬民族の侵攻を防いできた老将。

  彼の死によって代替わりによる弱体化に王位継承の内紛が重なったオークラム統合王国は、東方騎馬民族の侵攻を防げずに崩壊する事になる。


 容姿

  元気な爺様。

  フルプレートアーマーを着て戦陣に立つマッチョじじい。

  とはいえ、脳みそは筋肉ではないのである種の茶目っ気を出すこと。



 作者メモ

  この老将は先代の王位継承争いにも絡んでいるというか、先代の王位継承争いに絡んでしまったからタリルカンドに篭って政治的な動きを一切避けたという過去がある。

  王兄ダミアン・オークラムの派閥に属しながら、辺境伯という東部守護と軍事力がその静観を可能にした。

  西部諸侯のライバルである南部諸侯が壊滅的打撃を受けて、世界樹の加護による不作傾向から徹底的な弱体化をさせられたのに対して、東部諸侯はついに影響力を保持して次世帯に繋げたのである。

  だが、次世代のカルロス王子とセドリック王子のお家争いの時に彼が既にこの世から居なかった事が、この国の不幸のはじまりだった。

  内乱によって北部蛮族の対処ができなくなっていたオークラム統合王国は、虎の子の彼ら東部諸侯軍を鎮圧に向かわせる。

  それを、東方騎馬民族が黙ってみている訳がなかった。

  北部蛮族と東方騎馬民族という二方向からの挟み撃ちに東部諸侯軍はついにすり潰されて、統合王国は崩壊に向かう事になる。


  タリルカンド辺境伯が生存しているために、東部についての心配はない。

  けど、エリオスを抱えているという爆弾を解除しないといけないために、彼を法院内で動かすにはそのあたりを描写する必要がある。

  その為、世界樹の花嫁の選定は王室内閣うんぬんではなく、法院での承認によって選ばれる形に変更。

  イメージは某合衆国のホワイトハウススタッフの承認--必ず議会での承認が必要なために徹底的なチェックを議会で行う--をイメージする事。


  カミソリな元官房長官




【セドリック・オークラム】


 正式名称

  オークラム統合王国の君主の息子で近衛騎士団に属する国王陛下の盾にして剣 セドリック・オークラム


 容姿

  優男な吟遊詩人。

  月琴を持っている。


 作者メモ

  ぽっと出キャラの予定がラストでキーパーソンになったので書き直し番で出番が増えた人。

  完成後の修正で確実に彼の所は修正を入れる予定。

  グロリアーナ王妃から生まれた次男で、血の繋がった兄がアリオス王子。

  その為に、王位継承争いから自ら退いており、国王陛下つきの近衛騎士として自由な生活を送っている。

  彼のこの消極的な立場がカルロス王子との王位継承争いで敗北する一因となった。

  アマラとの絡みはシドとの三角関係に発展するので、そのあたりをちゃんと描写する事。

  セドリック、シド、アマラの三角関係は最後のどんでん返しの決定打になるので、忘れないように。

  なお、これを書いている時点でアマラの去就は未定だったりする。




【ロベリア・オークラム】


 正式名称

  オークラム統合王国王室に連なるシボラの君主の娘 ロベリア・オークラム


 容姿

  幸薄い美人。

  執念深く妄執と愛欲に捕らわれている人。

  サイモンの傀儡なのに自覚しつつそれに甘んじている人。


 作者メモ

  サイモンの愛人で彼の力の源泉。

  彼女を操ることでサイモンは南部諸侯を動かしている。

  先の王位継承争いに敗北した南部諸侯の切り札で当時の世界樹の花嫁。

  南部諸侯の敗北と国王の即位で側室に入ったがカルロスを生んだ後は用済みとばかりに放置される事になる。

  そこにつけこんだのがサイモンであり、南部諸侯が政治的に動けているのは傀儡としての彼女の存在が大きい。

  南部諸侯の建て直しの為に法院貴族だったヘインワーズ家を取り込み、妹のゼラニウムを嫁がせるが、ヘインワーズ家は絵梨によって南部諸侯と袂を分かつ事になる。

  カルロスへ王位を継がせることと南部諸侯の復権を夢見て、サイモンに操られるままの彼女は幸せなのだろうか?

  このあたりは更に深く書いておくこと。

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