僕がずっと前から憧れていた世界
〜あらすじ〜
厨二病に浸っていた青春時代
いつかきっと異世界に行けると信じて疑わなかった
その日のために剣道や弓道を始めてみたり、
勉強だって怠らなかった
だからこれは神様からの恩恵だろう
拝啓、お母さんお父さん。 僕は今、異世界戦争に巻き込まれています。
突然だが、僕の名は山田深黒
僕は日本に住んでいるただの中学生だ
本当の本当に突然だが、状況を把握するために少し思い出にふけようと思う
厨二病に浸っていた学生時代
心理学やら哲学やら…色々な本を読み漁っていた
勉強も運動も難なくこなせる方がカッコいいと思い、努力した
正直、人生一度きりの青春を棒に振ったなと思う
しかし、自分らしさを磨いた努力は後々花となるものだ
拝啓、お母さんお父さん。
僕は今、異世界戦争に巻き込まれています。
この世界は僕が思うファンタジアな世界よりずっと複雑で、現実味に溢れていた
魔王サタンを筆頭とする魔族王国
それに対峙する人間国家
小さな島国を挟み、いがみ合う2つの国
戦争勃発の経緯は、魔王サタンがユニークスキルを習得したことから始まる
なんでも、最強SSRスキルを手に入れ国に攻め込んできたとか
と、まあ、…現実逃避はそこまでにして、
今この状況をどう切り抜けるかが最優先だなぁ
モンスター「ヒッヒッヒっ!ニンゲンコロス」
モンスター「残念だったな、忌まわしき英雄の雛よ」
獣のような姿をした人ざるものは余裕そうな笑みを浮かべ、僕を追い詰める
ミクロ「…っ、」
モンスター「どうした?恐怖のあまりに腰を抜かしたか!?」
モンスター「クククッあまりに無様な姿だと後ろめたい気分になるなぁ笑」
ミクロ「…」
自分よりもはるかに大きい、獰猛な姿、子ウサギを見るかのように此方を見下している
こんな化け物がたくさんいるなんて、この世界というものは…本当に…
ミクロ「ンフッ笑」
モンスター「…は?」
彼らは僕の行動を理解しかねないらしく、目を丸くしていた
ミクロ「フフッフハハッ!」
ミクロ「本当に面白い!この世界は!」
開放的な感覚だ!つまらない学校生活よりもずっと楽しい!
モンスター「な、何だ此奴…急に笑い出して…」
ミクロ「ん゙ん゙っ、失礼」
ミクロ「さて…そろそろ熱いバトルといこうじゃないか!」
モンスター「あ、嗚呼元からそのつもりだ!」
モンスター「いくぜ!おらぁッ!」
1人が手を大きく振りかぶり、鋭い爪を光らせる
ミクロ「ふむ、スタンダードな攻撃だね」
小さなダガーナイフを握りしめ、ほんの瞬きする間に4、5連撃を可憐に決める
モンスター「なっ、!」
痛みよりも驚きが先に来る所らへんは魔物らしい
手首と足の関節を深く切ったので座り込んでしまった
モンスター「よくもやってくれたなっっっ!」
モンスター「ユニークスキル【瞬間移動】」
そう唱えた瞬間、魔術師は何処からとも無く消えてしまった
モンスター「とったぞ!」
ミクロ「っっぶな!」
気配を察知した0.ウン秒後には彼が剣を振りかざす姿があった
学生時代全てをかけてもこれだけと思うと少しショックだ
モンスター「な、何故避けられる!?Aランク級のスキルだぞ!?」
ミクロ「え、いや…強いて言うなら努力の結晶かな?」
モンスター「そんなものにワタシが負ける理由っ!」
顔を真っ赤にしながらワープし続ける魔術師
ものすごくシュールだ
ミクロ「そんな貴方に、フレイア!」
モンスター「ぐ、ぐぁあああ!」
成り行きで当たった炎魔法は彼を骨まで焼き尽くしてしまった
ミクロ「さて…」
モンスター「ヒィッ!」
ミクロ「ハッ!」
これはもしかしなくとも僕をかっこよく見せる場面…!
つまり、厨二病的な知識を駆使する時!
ミクロ「クククッ僕は黒に在り、黒を喰らう」
ミクロ「僕と出会ったのが間違いだったな」
モンスター「ぎゃあああ!!!」
沢山の地を這う赤い死体
少し赤い霧が漂っている
ミクロ「ゔっ、おrrrrrr」
中学生の僕には少し刺激的な体験だった




