エルフの父親に「娘さんを下さい」したら、ガチギレされたwww
「はい、どうも!
ゆうきダイオード、です。
今日はこちら!
異世界にきてまーす。」
(特別な許可を得て撮影してます。)
「今日の企画は!
『異世界から来た人間が
エルフのお父さんに娘さんを下さい!
ドッキリー』」
(ぱらららっらっらー)
「今回はこちら、エルフのお姉さん、
に、お越しいただいております!」
「ど、どうも! サーシャです」
(モザイクかけてますが、めっちゃ美人)
「サーシャさんはですね、
なんと本物のエルフなんです。
これ耳本物! 触っていいです?」
「えー、くすぐったいです」
(セクハラではありません)
「緊張してますね。
YouTubeとか見たことありますー?」
「ないですよぉ。見る方法ないですー」
「そう、これね。
この世界、テレビもパソコンもなくて。
じゃあなんで撮影出来てんのかって
いうと、こちら!」
(ババン!)
「俺のバッグが、
異世界まで流れ着いてましたー」
「拾いましたー」
「中に、カメラ、ライト、三脚、スマホ
が、入ってて。
親友の『マダンテなにがし』に
編集を頼んでます」
(頼まれましたー)
「なにがしのチャンネルは、
概要欄に張ってますので、
皆さん遊びに行ってください」
(よろしくねー)
「じゃ、世界初!
異世界ドッキリ
いってみよう!」
(ピロリロリン!)
「さぁ、サーシャさんの家の前ですー」
(↑小声のゆうき)
「サーシャさんがすでに先にいます」
「お父さん、
会わせたい人が……」
「聞こえますね、行きましょう!」
(ここから隠しカメラになります)
「はじめまして! ゆうきと言います」
「なんだね、君は」
「お父さん、娘さんを僕に下さい!」
「君にお父さんと
呼ばれる覚えはなーい!」
(定番の返しー!)
「大体何だね君は、人間かね」
「はい! 異世界からきました!」
「娘と付き合ってどれくらいかね」
「昨日、会いました!」
「仕事は?」
「YouTubeです」
「聞いた事がない」
「人々に夢と希望と笑顔を届ける、
勇者のような物です」
「なに、勇者?」
「お父さん、娘さんを下さい!」
「はぁ……勇者か。」
「はい、ある意味」
「実は……娘は、明日、
ドラゴンの嫁になる予定だ」
「え?何ですって」
(何も聞いてなかったゆうき)
「この村では、300年に一度、
若い娘をドラゴンに生贄に出す」
「そんな! サーシャさんが!
そんなの許せません!
分かりました!
僕がドラゴンと戦います!」
「何! 勝てると思うのか?」
「youtuberは、勇者ですから」
(キラリン!)
「分かった。
ドラゴンに勝ったら娘はやろう」
「ありがとうございます!
お父さん、ちょっとコレを見て下さい。
テッテレー」
(↑口で言ってる)
「何、ドッキリだと!」
「もー、お父さん、怖いからー」
「ちょっと、ビックリしたじゃないかー」
「はい、この動画が面白かったら、
チャンネル登録、好評価を
お願いします。
次の動画も。見てねー」
(ジャンジャンジャンジャン)
(ゆうきチャンネル。
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◇◇◇◇
「はい、OKでーす。
ありがとうございまーす!」
カメラを止めて、まず、お礼。
いやもうほんとお礼。
「おい、撮影に協力したら、
本当に娘の代わりに生贄に
行くんだろうな」
「そりゃあもう、行きます。」
「あと『君にお父さんと呼ばれるー』
ってやつ」
「練習通り、ちゃんと言えてました!」
「未だに、意味わからんのだが」
「お約束みたいなものなので。
気にしないでください。
サーシャさんも、
ありがとうございます!」
「あらあら、あれでよかったかしらー」
「完璧でしたー!
あ、後でサムネ用の写真ください。
首から下でいいんで、胸アップで。
谷間サムネに使うだけで
再生数あがるんで」
ボフンと音を立てて、精霊が出てくる。
「おいコラ、何ださっきの茶番」
「動画の定番『ドッキリ』ですよー」
「『ヤラセ』だろ」
「youtubeなんて、ヤラセと、
釣りと謝罪動画で出来てるんですよ」
「おいコラ『個人の見解です』
って入れとけ」
「あ、ちょっとマダンテに動画送るんで、
Wi-Fiつないで、ティンカー」
「私をWi-Fiサーバー扱いするな。
ティンカーって呼ぶな。
なんだ、マダンテなにがしって」
「あ、ベル派?」
「マックかマクドかみたいに言うな」
「お前しか、リアルと交信
できないから仕方ないじゃーん、
早くしてよ、オフライン遅れる」
「月額使用料取るからな。
それに、いいのかドラゴンって」
「えー、だって、お父さんがどうしても
泊まらせてくれなくてー」
「明日、娘を生贄にだす最後の夜に、
野郎泊める奴、いねぇよ」
「だから、ドラゴンの生贄には、
俺が行きますから、泊めてください、
動画も撮らせてくださいって」
「ドラゴンも迷惑だろうに」
「大丈夫、ドラゴンには勝つ。
どうせレベル100まで上げなきゃ
ならないし」
「今、2だしな」
「レベル上げは見てて面白くないからね。
だからドラゴン倒して、
一気にレベルアップ!」
「大体レベル2が、
どうドラゴンに勝つんだよ」
よくぞ聞いてくれました。
「俺は明日、ドラゴンに
『大食い勝負』を持ちかける」
「は?」
「次回の動画!
『ドラゴンと大食い勝負』
絶対見てくれよな!」
「勝手に次回予告をするな」
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「ゆうきダイオードって名前、ださっ」
「全国のゆうきダイオードさんに謝れ!」
「いねぇよ、全国にゆうきダイオード!」