第0話 プロローグ
はじめまして。
このサイトでは初投稿となります。
妄想が膨らんで膨らんで膨らみすぎて…
めちゃくちゃになったらごめんなさいね( ˙-˙ )
今これをみている貴方達は
「『ゲーム』とはなにか?」
と問われた時、
なにを想像するだろうか。
ゲームには知っての通り、指では数え切れないほどのジャンルが存在している。アクション、ロールプレイング、パズル、シミュレーションetc…
特に複数のジャンルが合わさった複合ジャンルは知らぬ者もいないだろう。
例を挙げればキリがない。
────時は2039年。
進化を続ける近代から過去の時代へ。
世界各国で数千回繰り返された勇者召喚…
その日、その時間、その瞬間
■■■人の勇者候補が召喚された。
*
「こちら本日中のリストになります」
『…そこの机に置いといてくれ』
「かしこまりました」
ガチャン、と入口の扉の音が響く。
同時に扉を閉めた反動でバサリと床に紙切れの山が崩れ落ちる。その光景をみて大きくため息をついたのち、散らばった紙切れを渋々整理……そこまでが毎日の日課のようなものだ。
ん?大事なリストもとい資料を紙切れと言うのは失礼だって?別にいいだろう。書かれている内容はいつも同じようなものなのだから。
”勇者リスト”
王国の上層部から3日に1度の速度で部下を通して送られてくる。その名の通り、数十枚にも及ぶ資料には今後召喚する予定の人物名が記載されていた。現代風に例えるなら履歴書のようなものだと思ってほしい。そして数ある候補、この世界を救う勇者になりうる人物を選抜する。それが俺の与えられた役割だ。
とはいえこの役職は国にとって重要なものではあるが、実際はそれほど忙しくない。
むしろ暇なくらいだし。
勇者を召喚するにしろ、上級魔術師は勿論膨大のマナを消費する。そして召喚に携わった魔術師達は皆ゴリゴリHP(体力)を削られるので例外なく1週間の休暇が約束されている。現代人が想像している以上に大がかりな儀式なのだ。
ただ勇者が召喚されて「はい儀式終わり。世界救ってください」というワケにもいかない。
今日渡されたもの含めて手渡された資料はおよそ数百枚にも及ぶ。ちなみに1枚につき10名の候補者が記載されている。この職について約4年…今更だが言わせてもらおう。
『この役職って存在する意味あります?』
召喚者なんてその場でパパッと決めればいいじゃない。たぶん税金泥棒以上にタチが悪いぞコレ。
クオーレ・アルジェント19歳。
やり甲斐のある職場に就職すればよかったと後悔する今日この頃であった。
*
とりあえず街に行こう。
徹夜漬けで資料を全て読み終えれば実質フリー。
給料もそこそこ良いから多少遊んでも生活に支障は出ない。
「おや、これから外出ですか」
『まあな。夕方には戻る』
「かしこまりました。今日は暗くなるにつれて大分冷えるそうなのでコートを着用して向かわれた方がよろしいかと。今取ってきますね」
『ありがとう』
相変わらず仕事が早いなアイツは。
彼女はこの屋敷の家政婦長シドナ。彼女の凄い所…それは仕事部屋から出たと同時に、俺がこれからしようと思ってる事をほぼ的中させるというものだ。だからサボりというものができない。というか俺ってばサボろうとしたことなんて一度もないんだけどね。いやホントですよホント。
「ではコートを…いえ。その前に髪を整えた方が良さそうですね。まさか、そのまま行かれるおつもりだったんですか?」
『そうだよ?別にいいでしょ。だってちょろっと街に行ってちょっと買い物しに行くだけなんだから。それに髪なんか整えでもしたら…』
「つべこべ言わずさっさと部屋に戻ってください。身嗜みはいつ何時でも整えておくべきかと。逆らったら…わかりますね?」
『あっはいすいません今すぐ戻ります』
一応俺、この屋敷の主なんだけどなぁ…
なぜか彼女だけには逆らえない。歳下なのに。
まあ歳下ではあるけど身長俺よりも高いし?
頭2つ分も差があるし?
てかなんで俺はこんな身長が低いんだ。
この国の同じ位の歳の男子平均身長が170センチ前半である。
対して俺はそのさらに低い157センチ。
『…………………………………』
女子か!
更新亀です。
期待はならさぬよう…
というか期待してる人いるんかな…
はいどうも。ネガティブ人間です