監視強化
ー 2 ー
私の高校は、私の駅から二駅でつく。めちゃくちゃ近いから良かった。ここに決めた理由もこのことが少し関係している。
「私は完璧、私は完璧、私は完璧、私は完璧私は完璧、わたし」
「はいはい!りんりんは完璧完璧!」
「わっ....」
「反応うっす〜〜はぁ〜つまんなー」
私の幼馴染み?の斎藤 優。
男にもモテるため、腐男子最有力候補。にへへ
監視してよ〜
「りんりん....怖いよ」
「いや、優のせいだから」
「え?」
「いや」
「おっ!優!おはよ〜さん」
優に話しかけてきたのは、スポーツマンタイプの結構イケメンな男子。
(!彼氏か)
優の顔がめちゃくちゃ明るくなった。
(!脈アリか)
監視強化しておこうん。
「優希〜おっはよ〜!」
「はよ。で?そちらは?彼女?」
いや。断じて違うからね。私が聞きたいわ。こちらは彼氏さんですかって。
「えっ....いやぁ〜やっぱわかっちゃう〜この雰囲気だしね〜あはは!」
「は?」
いやいや、何言ってんだよ。バカかよ。ほら、彼氏さん(仮)不機嫌そうですけど....。
「いや。あの、違いますので。断じてこいつとなんて付き合ってませんから。付き合うわけないんで」
「あ〜ん。りんりんツレないなぁ〜」
「うるせえわ」
りんりんって呼ぶなよ。彼氏(仮)また不機嫌そうだよ。
「じゃぁ行こうよ。りんさん?また今度お話ししましょう。優」
「うん。じゃぁね〜りんりん!また今度遊びに行くね〜」
「こなくていいです」
うわぁ〜嫉妬剥き出しダァ。顔が怖いよ。
さて。一難去ったな。でも、幸せ。やっぱ監視強化必要有りだな。