第19話 生態ピラミッド
鬼の社会は人間と同じだ。
社会や集団において,目標,規範,価値規準などによって,一定の形に配列されている人々の位置のこと。単なる空間的位置と違って,上下,優劣などの価値を伴っている。
つまり、鬼の社会の中でも身分の違いや上下関係があり、生態ピラミッドが存在するということだ。
〈鬼の思考する 生態ピラミッド〉
悪魔族
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一般鬼 →元ジェントルマン
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下鬼 →メイド・執事
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人間・奴隷
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〈鬼とは〉
主に人間界で存命し、人間の皮を被り、人間同様に生活をし、姿形を隠し共同生活をしている。
主食は人肉だが、人間界に長く滞留することで人間と同じ食事に耐性が付き、人間同様に生きながらえる。元来もっている力はそのまま引き継がれるため、時たま、力の加減が分からず爆発してしまうことがあるのが難点。気性が激しい鬼やそうでない鬼も存在し、皆バラバラ。そのため気性の激しい鬼は正体が発覚されやすく、ラン集に排除されることも少なくはない。
また、気性の控えめな鬼は、人間と恋に落ち手しまうこともある。だが、子供が生まれた瞬間、外見は人間だがDNAは鬼、そのため、鬼と人間のハーフが生まれることもあり、正体が発覚することも珍しくない。
〈悪魔とは〉
鬼を凌ぐ力の持ち主。姿形は人間そのもの。
人間の言葉を話し、人間と暮らし、人間の食べる物を食べ生きている。そもそもの生まれは、人間の母親がお腹に授かった時点ではまだ普通の人間の赤ちゃんだが、別の悪魔が一部の力を授けることによって、その赤ちゃんは人間のDNAを持ちながらも、悪魔のDNAが構成される。
自分自身が悪魔である事すら力に目覚めるまで分からないという異常者。
極度の絶望感や人間への在り方が沸点まで達すると、自然と力が発出し、五感が人間を凌駕する。
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