表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/113

壇上のピエロ 3

今回の仕事は二手に分かれての会議だ、どちらのチームに入るかはソラ先輩が決める。

片方はクラス企画の検討、あっちは委員長であるソラ先輩が指揮してくれている。

そしてもう片方は実行委員が開催する企画――――『校内歌合戦』の話し合いだ。こっちは副委員長であるサキの指揮なのだが・・・自分をこっちのチームにしたということは・・・まあ、お察しの通りだろう。


――――『なんとかしろ』ってか・・・


こっちに集まった人を確認する――――目立つ人物としてはザンヤ、サキといったクラスや団体の中心になりやすい人物か・・・まあサキがこちらにいるのはこの企画の提案者というのもあるから当然といえば当然か。


チラリと向こうのチームを確認すると、眼鏡の先輩が積極的に意見を出してそれをソラ先輩がまとているのが分かる。

向こうはうまくいきそうだな・・・


「えっと・・・じゃあ、えっと・・・」


何からやればいいのか戸惑っていたサキはソラ先輩がまとめてくれた書類を見て理解したように説明を始める。


「えっとまず・・・応募者を集めるために案を考えることから始めましょう!」


そう言ってサキはホワイトボードに『応募者を集める』と議題を書く。

やはり、まずはこの企画の存在を知ってもらうのが重要だろう。やはりポスターなどの宣伝になるようなものを作るのが普通か?


そう考えているとザンヤが手を上げ、話し始める。


「そのことなんだけど、僕からいいかな?」


「ザンヤ先輩・・・!どうぞ!」


「やっぱり応募する人がいないと皆やりたがらないと思うんだ、僕が参加するって言えば少しは効果があるんじゃないかな・・・?」


「な、なるほど・・・!それは名案ですねザンヤ先輩!」


そう言ってサキがホワイトボードに『案1 ザンヤ先輩が参加することを告知!』と書く。

――――それにしても、少し空気が悪いな・・・


さっきからコソコソと聞こえる声――ザンヤを狙っている女子生徒だ。「さっきから色目使いすぎじゃない?」「うわ、ないわー」などのサキに対する陰口のような発言――――いつかなるとは思っていたが、ちょっと時期が早すぎたな・・・。

俺はこいつらを出席させるための電話の内容で、まるで自分自身が仲間外れにされているかのような話し方をした。

おそらく、今行われているのは――――新たな生贄づくり、もといサキへの敵対だ。


もともと、サキが狙われやすいのは分かってはいた――――サキは発言や自己主張が激しいため、目立つのだ。それが今回は裏目に出た、俺は電話をしたとき――同時に「ザンヤが盗られるかもしれないぞ」と脅したのだ。だから自己主張が激しい・・・つまり、『まるで抜け駆けしてザンヤを狙っているように見えるサキ』は狙い目にされやすい。

そこで完全に利害が一致した女たち・・・『サキを仲間外れにして自分の安全を保障する』という利益を得るために出来上がったのが今の現状だ。


確かにザンヤのことを言わなければ、こうなることはなかったかもしれないが・・・そうなると、『仲間外れにされるのが嫌だから出席しない』という可能性がある。そうなった場合『いじめ』という別の問題で大事になり、嘘がバレたあとが怖い・・・だからこそ『ザンヤが狙われる』という理由で煽る必要があった。

最後の味方となり、皆から慕われている人物だ、当然血眼になって狙うはずだからな。


だが・・・あまりにも時期が早すぎた、文化祭終了後・・・せめて文化祭の準備が終わるまではないと考えていたんだがな、こうなってくるとサキの言うことを聞かなくなり、また暴走する可能性がある。早く何とかしなければ・・・


どうしようか頭を悩ませていると、サキが指示を出し始める。


「じゃ、ほかに案あるひとは出していってくださーい」


・・・一応指摘しておくか


「なあ、ザンヤ・・・先輩の案を採用するとしたら、どうやって先輩が参加することを伝えるんだ?」


「それは・・・えっと・・・」


思わず先輩と付け忘れそうになり、後付けのような形でザンヤ先輩と呼ぶ。

それにしても、サキは毎回案を抽象的にしすぎなのだ。そのため、『やりたい』だけが募りすぎて案がまとまらなくなってしまう。

そういったところは指摘していかないとな・・・


サキが「えっと」と戸惑っていると、ザンヤが「じゃあさ」と発言をする。


「ポスターなんかを作るのはどうかな?それなら参加募集用紙の書き方も載せられるし、僕の名前も載せられるよ?」


「あーなるほどーそれはいいですねー」


適当に相槌をうって案に賛成する。

だが、そこにザンヤという名前を載せる意味ははたしてあるのか・・・わざわざそこまで自分の名前を載せたがるのはちょっと・・・


「くそナルシスト野郎・・・」


ぼそりと、誰にも聞こえないぐらいの声でショウはつぶやいた。

こんです。

最近文字数が少なくなってきましたね・・・これは作者さんも危機感を覚えてますよ。

文字数が少なくなった分、投稿ペースも上げていきたいのですが・・・展開は考えているのにどうも語彙力がなく文がまとまらない。というのが多発しておりまして・・・。


まさに案だけが募ってまとまらなくなってしまうサキと一緒ですね!HAHAHAHAHA!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ