二人に一体何が
俺はいつも通りの道をただ歩いていた。
(あれ、なんか冷たいな)と思ったら、雨が降っていることを忘れていた。
最近の出来事を考えていたら、頭の中が真っ白になっていたようだ。
実は、こんなことが一週間も続いた・・・
息をついてベッドの上で寝っ転がったら、いつのまにか深い眠りに入っていた。
「おはようお兄ちゃん」「早く起きて!!」(グラグラ)
目をこすって前を見たら、妹が前にいた。
(んーー)「おはようアヤ」
時計を確認したら、朝の8時だった。今日は日曜日なので学校はない。
「もう起きるのいつも遅いんだからお兄ちゃんは」
「早くそこどいて、部屋の掃除できないでしょ」
「わかったから、もう少し待って」
彼女の名前は、大野アヤ。俺の妹である。
髪型は肩にかかるくらいの長さで、少し茶色っぽい色をしている。歳は、14で中学2年生だ。身長は、163センチと、俺より少し小さめだ。クラスでは人気者だし、頭も良くて、スポーツ万能。
そんな、最高の妹を持った俺の名前は、大野祐介という。
俺は妹と違って、特別頭がいいわけでもなく、スポーツも人並みしかできない、クラスでは影の薄い存在である。
外見は、前髪が目にかからないくらいで、後ろは肩にかからないくらいまである。顔は、特徴のない顔つきをしている。
そんな俺には一ついいところ?がある・・・
それは、とても妹思いなことである。
妹も、それなりに俺のことを好んでくれているみたいだ。
この生活が、毎日続いている。
そんな俺達が一週間前に予期せぬ出来事が起きた・・・