表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オレンジ  作者: 絵夢
2/2

◆1◆

君ゎあの日のコト

覚えてるかな??


あたしゎ覚えてる.

君の優しい手の温もり

が忘れられなくて...

君の声までも愛しくて...

今ゎ誰と愛し合ってるのかな...


そう思うと辛いや.

でも,次に進まなきゃなんだよね...わかってるつもり---なのに...

うまくいかないのも

心がもやもやするのも

全部君のせいだよ.


それも伝えれない…

悔しいよ...

あの頃に戻りたい.



〜『一緒かぁ〜えろ』〜

ナオの嬉しそうな

顔があたしに

近付いてくる.

思わず一歩後ろに下がった.

未だにナオの

整った顔立ちが

あたしゎ慣れなかった.

あたしが帰る準備を

してる間にナオゎ

もうベランダから

外にでて...

鞄を片手に肩にかけ,

もう片方ゎ後ろポケット.

あたしの一番好きな

ナオの立ち方.


『おいてくぞ!!』

そう言いながら

いつも待っててくれた.

あたしゎ走って

ナオの左隣りに並ぶ.

あたしの特等席.

ナオの顔ゎ軽く

見上げないと見えない.

たわいもない会話

をしながら2人で

並んで歩く.

すごく優しく包まれる

感じで,暖かくて

全部自分を出せる.

素のあたしを全部

受け止めてくれた.

ある帰り道---

いつものように2人で

話していると,

いきなりナオが

『はい!!』って

左手を差し出して

恥ずかしそうに

顔を赤らめている.

あたしゎビックリして

一瞬ゎつないだものの

すぐ離してしまった.

その後ゎ繋げないまま

あたしの家の前についた.

いつもの坂に2人で

ならんで座りしぁべる.

学校のこと.

家族のこと.

将来のこと.


ナオゎあたしの話を

熱心に聞いてくれたし

沢山アドバイスをくれた.

そのたびにスキの

気持ちゎ大きくなった.



少し経つと

ナオゎあまり

一緒に帰って

くれなくなった.

理由も教えてくれない.

あたしゎもう冷められ

ちぁったんだと

真剣に思っていた...

この頃ゎ受験の

大事な時期だし,

勉強しよぅと

勉強に逃げた.理由を知ったのゎ

あとになってからだった.



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ