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悲劇の令嬢は、巻き戻って悪役令嬢へと変化する  作者: 仲村 嘉高


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「なぜフローラを殺そうとした!」


 婚約者の誕生日パーティーで、名前を呼ばれた後にいきなり言われた台詞に、私は言葉を失った。



 今日は最初からおかしかった。



 いえ、もっと前からです。


 まず、婚約者の誕生日パーティーだというのに、私へドレスが贈られて来ませんでした。



 私の婚約者は、この国の王太子です。

 その誕生日パーティーに、婚約者である私をエスコートしないわけがありません。

 それならば、ドレスを贈るのは王太子の()()なのです。

 王国の国家予算に婚約者への贈り物用の予算も組まれているくらいなのですから。


 私はあまり派手なドレスや宝飾品は好きでは無いのですが、国の威厳の為だからといつも豪華なドレスに派手な宝石を付けていました。

 そのような格好をしても負ける容姿をしていなかったのが幸いでした。


 鮮やかな青い髪に、ブルートパーズのような瞳。

 目はハッキリとした二重ですが、少し吊り気味なのでキツい印象になるのが悩みでした。

 肌は自分で言うのも何ですがとても白く、唇は淡いピンク色です。

 ただし、婚約者の希望でいつも真っ赤な口紅を塗っていましたが……



「お前は見た目の通り、中身も派手好きで我儘放題だったが、まさか我が寵愛を受ける(きさき)を殺そうとするとは思わなかったぞ!」


 妃?

 まだ私と婚姻していないのに、側妃を?


 それよりも、私が派手な格好が好きでは無いのは、王太子様もご存知のはず。

「俺の隣に居たいのならば、他の誰よりも豪華に(よそお)え。それが王太子妃の義務だ」

 そう命令したのは、王太子様、貴方です。



「身分のせいで正妃になれないフローラを、いつも(さげす)み、執拗に嫌がらせをしていたそうだな!」


 フローラ様は子爵家令嬢なので正妃にはなれませんが、私が後継となる王子を生んだ後に娶る予定だと紹介はされました。

「高位貴族と下位貴族では受ける教育自体が違うので、色々教えてやって欲しい」と王太子様に言われ、高位貴族としてのマナーや知識を教えました。


 基本は王宮の教育係が教えてました。

 でもフローラ様の問題行動が色々と報告されたので、私が再教育していたのです。

 すぐに「私が子爵家令嬢だからって、馬鹿にしてますよね!?」と泣き喚くフローラ様を、それでも公の場に出せる程度にしたのは私だと自負しておりました。

 (なだ)めて、褒めて、根気よく教えたのです。


 それなのに、それはフローラ様にとっては執拗な嫌がらせでしかなったのですね。




お読みいただき、ありがとうございます!

2022年公開作品の再公開なので、完結しています。

言葉の言い回しとかを、ちょこちょこ修正してあります(笑)

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