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カップ麺

作者: 豊田直輝

カップラーメンを食べている

体に良いとは決して思っていない

「佐藤はいつもジャンクフードしか食べてないよな」

息巻いた口調で谷池がやってくる

「個人の自由じゃなくて?」

「なんだ?喧嘩売ってるのか?」

「いや、そうじゃないんだけど。」

谷池は上から見下ろしている

身長が少し高いだけで傲慢極まりない

「あのな、カップ麺ばかり食ってたら早死にするぞ」

「早死にしてもいいよ。谷池は何を食べたんだ?」

「クリームパン」

クリームパン?

クリームパンってそんなに自慢げに言えるものだっけ

脂質はあまりないかとしれないけど

糖質はかなりあるだろ

そこまで思っても

谷池には逆らえないんだ。

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