7話 不和
D級ライセンスを持つ「サリカラットスクロ」での私の扱いは酷いものだった。
まず女だからという理由からくる勘違いによって、私は鉱物加工部に回されてしまったのだ。
都市部のハルキットのような所ではギルドが買い取りだけでなく鉱物加工までをも行ってくれるが、ビカリオ地方ではギルドの数が少なく、その鉱物を加工する役割を誰かが代用しなければならなかった。そしてそれを「サリカラットスクロ」が担っていた。
「サリカラットスクロ」には鉱物加工部が存在し、自組織の狩った鉱物加工だけでなく、他組織の鉱物加工まで請け負っていた。むしろそっちが本職にさえなりかねない感じだった。それが成功しており、女系組織として大組織化していたのだ。
サリカラットスクロは、私のことを学院卒の女=鉱物加工学を学んだプロとして呼んだはずが、実際に現場に来たのはズブの素人と。
私は鉱物加工部から抜けれなくなり、良いとは言えない環境でひたすら鉱物加工をしなければいけなくなってしまった。
付け加えるなら、話が合うもんだから代行者業の男どもとよく話していたら鉱物加工の女達からは浮いた存在になり、まあ早い話職場ではいじめに近い感じになった。
まあせっかくだから鉱物加工の基礎だけサラッと学んで別のとこを探そうと思っていたが、そいつらを逆にはめてやろうとか色々やっていたら1年半近く経過してしまった。
もうすぐ20歳。この国では18歳が成人とされるからもう大人ではあるのだが、元日本国民としては感慨深いものがある。
あんなに好きだった酒タバコも身体が受け付けなくなっていたせいで長らく味わっていない。
ちょっと悲しい20歳のハッピーバースデイ。
もう一度試してみたがやはりこの国のタバコはあまり美味くなかった。
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