6話 3年次終了、卒業
結果から言えば、年間を通してのチームスコア的には物足りない結果になったが、自分としては大満足なチームを半年で作ることができた。
まずノクトを抱き込んでハヤタ先輩をブロック、1,2年を私の指導下に置くことに成功。
そして理論を徹底的に教え込んだ(反抗的な態度を取ったカズト、タリマ、バクトをボコボコにし、2年のカズトとタリマは退学)。
半期終わった時点で3年2名、2年1名、1年3名の歪な集団となったが、この時には私の中距離アタッカーとしての理想が完成した。
一撃の威力を下げることで、弾道設定が可能かつ聖力塊を複数弾連発ができる中距離アタッカーとして、近距離アタッカーをサポートするポジションの確立に成功し、残った唯一の2年であるサニーにも似たようなことができるようにさせた(私ほど精密にはできないが、ほぼ同様のムーブが可)
そして、1年3名が近距離アタッカー、私とサニーが中距離アタッカー、ノクトが後衛サポートとしてチームが確立された。
半年はチームの揉め事があった件もあってスコアはほぼ無いに等しかったが、残り半期で私の1年次のロイン先輩のチームの時の2/3の鉱物数を獲得するに至った。
しかもこれは泥率の下振れを引いた上での結果なので、私のやり方は大成功だったと言える。
学院には卒論として「中遠距離アタッカー論」を提出し、今後その資料が育成に使われることを祈って私は3年間通った国立ランスメビ学院を卒業した。
卒業後の進路については、前期の揉め事が尾を引いたこともあり、B,A級からのオファーはなく、私の中距離アタッカー理論に興味を持ってくれたC級ライセンスを持つ「テルバイン」の面接に合格した為、そこに入ることにした。
しかしそこで問題が起きた。
私は両親に「学院に入る、結婚相手はそこで見つける」と宣言して入学したのだが、両親は、サポート科に入って鉱物加工を行う「ギルド」に勤めるとばかり思っていたらしい。
ギルド職員は代行者からの人気が非常に高く、代行者の中でも優秀だったり、組織のリーダーを務めるような人物と結婚しやすいのだ。
それが蓋を開けてみれば自分達の娘はサポート科ではなく代行者科に入っており、卒業後は代行者としてC級組織に入ると。結婚相手はまだいないと。
両親が大変激怒し、このままでは家に閉じ込められると思った私は家を飛び出し、3年間で稼いだ財産を持って、故郷のハルキットを離れ1人で暮らすことにした。
幸い学院の卒業証明書があった為職場はサクッと決まり、ビカリオ地方のD級ダンジョンを根城とするD級ライセンスを持つ大組織「サリカラットスクロ」で働くこととなった。
人生とは何がどうなるか分からないものだ。
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