表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界不適合女に俺はなる  作者: はにゅー
4/20

4話 2年次振り返り

2年次は相当荒れた。


まず、私の「小石投げ」がライフ先輩の気に障ったのだ。


「中距離アタッカーは弓を使え」

「中距離アタッカーは威力を持って1撃で魔物を撃破しろ」


教師同様こんなことを抜かしやがる。私の掲げた中距離アタッカーの役割論は一切合切が無視され、私は弓を使う羽目になった。


私は家に帰って悔し涙を流しながら、聖力塊の空中生成を練習し続けた。


そして、その甲斐あってというべきか、私は聖力塊の空中生成ができるようになった。しかも後期には体調によるが2弾以上生成できるようになった。


実戦では弓を構えて矢尻に聖力を集めると同時に近辺に塊を生成し、弓を放つと同時に聖力塊を発射するスタイルを確立した。


直線的な弾にはなってしまうが、自分の想定する方向へ誘導できるから、1人で同時に3発以上打てる弓使いのようになった。しかも1発で魔物を倒せるので、3発同時ってやつだ。


これにはライフ先輩も有用性を理解してくれたようで、私たちのパーティは、中後衛4名が中遠距離から弓で魔物を倒す、近距離アタッカーは取り逃がしを殲滅するというムーブを確立した。


私以外は聖力塊を空中生成することはできなかったが、それでも同時に6発以上の即死攻撃が打てる私たちのパーティは効率的には非常に良かった。去年のロイン先輩のチームの1.5倍くらいは鉱物入手数は多かったと思う。


ただしこれは教師陣からは非常に不評だった。その理由は、

「近距離前衛をメインとする立ち回りが魔物討伐の型なのに外れた方法は外道」

「1年が育たない」

「中距離アタッカーが弓で1撃で魔物を仕留められるチームなんて再現性がない」


こんな感じだったと思う。


それでもライフ先輩は一切引かず、このやり方を1年貫き通し、年間を通してのチーム別学院内実技スコアはダントツのトップだった。


ライフ先輩は学院内屈指の弓使いとして知れ渡り、それを聞きつけたヤハトリマチ遺跡攻略組織、A級ライセンス持ちの「グリッド」から勧誘を受け、そこへ入団した。ちなみにハイルも2年で卒業しグリッドに入団した。


ライフ先輩の紹介でチームの弓使いである私とサリカとハイルもグリッドに勧誘されたが、ハイルは勧誘を受けたが、サリカは近距離アタッカーの方が自分に向いている、組織を自分で立ち上げるといって断り、2年生で卒業した。


私は3年生をやるからと言って断った。

むしろこれからの方が大事で、私は3年になったら制約がなくなるから、中距離アタッカーとして聖力塊を多数、弾道が引けるようになる訓練をしようと思っている。


たしかにライフ先輩率いる私たちは学内トップスコアを計測したが、泥率が期待値的に上振れた部分も大きかったんじゃないかと私は思っている。


加えて私の理想とする中距離アタッカーは、「近距離アタッカーのサポート」であり、中距離アタッカーがメインアタッカーになる手法は美しくないと考えている。


これを来年は実戦したい。

3年は自分がチームリーダーやれるからな、美学をしっかりチームに叩き込み、今年のスコアを上回ってやろうと思う。

4話も最後まで読んでくれてありがとう!

評価ポイントを星1〜星5で選んでください!今後の参考にします♪


この作品は1話あたりの文量が非常に少なく、更新頻度が高い作品になります。

続きも読みたい!また後で読み返したい!と思った方はブックマークもよろしくお願いします!!!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ