19話 レヴァリオ戦争への呼出
聖レオリガ学園代行者科として地方を回っていると、急報が入った。
東方の隣国マルシオ帝国からの侵攻が行われており、これの対応として「黒曜」レリスタン・ナルドワンが防衛に派遣されることになった。
レリスタン様は報告を受けてすぐ、数名を連れて急ぎ聖都へ向かい、聖都から聖レオリガ学園代行者科の面々を引き連れ東方の国境へ向かう。
私は置いていかれそうになったが、ゴネてついて行くことにした。戦争は怖いが、レリスタン様がそんな境遇に置かれている中で自分だけがぼんやりと地方を回っているなんて我慢ができなかったのだ。
「他国との戦争ではあるけど、俺1人だけの派遣だから多分規模感は大した事ないとは思うけどな。守ってくれている先輩たちだって優秀だ。」
そんな事を言ったって不安なものは不安なのだ。しつこく粘り、最後には困った顔をしながらも折れてくれて、私も同行することになった。
この世界での戦争は、聖力があっても、やはり数の多い方が有利である。槍で急所を貫くか剣で叩き斬って回復不能の即死させるかの2択しかないため、それができる状況に持っていけるかが勝負の鍵になる。
私にとって初めての戦争が始まる。
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