17話 スカウト
私たちは聖レオリガ隊と共にA級遺跡を攻略するために集められたはずだったのに、その内容の仕事は1ヶ月も行われなかった。
聖レオリガ隊は、数層攻略すると聖レオリガ学園代行者科の一部を残し1ヶ月も経たないうちにA級遺跡から去り、残ったメンバーがA級組織としてライセンスが発行され、その続きの攻略が行われている。
私はというと、聖レオリガ学園代行者科にスカウトされ、この世界で2度目の学生生活を送ることになり面々と共に聖都アレグリオに向かっている。
トッパーツから私の事情を分かっていながら同行してくれたサウスリオはもういない。代わりに私と同じような境遇の連中のことを紹介しよう。
・クロヴィス・ラ・フォンティーユ
17歳。剣を使う近接アタッカー。身長185くらい。
南のA級遺跡ヤハトリマチ遺跡の攻略組織である「アルジェ」からやってきた。
元々貴族階級の家系で、聖都の近くにある国立ファルキリオス学院出身で、そこに半年通った後15歳でアルジェにスカウトされ1年半程活動。聖レオリガ隊に入りたくて今回の召集に応じた。
・セドリック・マルセル
18歳。近中遠全対応のマルチアタッカー。得意ポジションは指揮官。身長200くらい。
東のB級遺跡ハリオマ遺跡の攻略組織「ハリベル」からやってきた。
マルセル家は代々ハリオマ遺跡攻略の主としてやってきた地方豪族であり、4歳から聖力操作を学び10歳からハリオマ遺跡攻略に携わっていた。
15歳から2年間国立ブレスト学院に通った後、家族から離れて自分の力を試してみたくなりこの機会に出奔。現在に至る。
・エドモンド・ミオット
19歳。剣を使う近接アタッカー。身長180くらい。
南のB級遺跡であるムテシユ遺跡、シコンタ遺跡の攻略を担当している「モンドルフィル」から来た。
国立ファルキリオス学院で3年遊んだ後モンドルフィルから勧誘を受け1年活動。近くのギルドでも遊び尽くして飽きたから、別の場所での活動を求めてやってきた。
この3名と私が、聖レオリガ学園代行者科入学候補者として新しく30人に加えられたメンツだ。
クロヴィスは貴族家出身だが庶民である私にも意外にも優しいやつでとても好印象。
セドリックもちょっとやんちゃな所はあるがリーダーをやるべき家で育った所が影響しているのか、しっかりしたやつで頼りになる。
エドモンドは、チャラさが滲み出ている。コイツに関わると性別バレしそうだからあまり深くは関わりたくないものだ。
少し考察すると、全員に共通するのは、イケメンであること(私も含めていいのか?)だ。聖力操作の技能や立ち回り等で彼らより上手い奴はもっと他にいた。
しかしわざわざ彼らを選んだってことは、まあ多分そういうことなんだろう。
素人27歳女性は素性を隠してパトリック・ユルヴィル(18歳男)として、イケメンパラダイス学園に潜入する事が決定しました。
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