13話 ラシ遺跡2
ラシ遺跡の1層2層では通常の魔物がC級とは比較にならないほど数多く出現するため、メンバーらが隊列を組み、弓を用いて殲滅していく。キールは、稀に出現するボアロナイトメアを近接して各個撃破する。
キール・バジュラは優秀な男だった。キールの特徴は立ち回りが非常に優れている点だ。同じパワータイプとして比較対象になるのはロギハギだが、パーティとしての動きはまさに別格。
パワーという面ではロギハギの方が強いのは間違いないが、キールはパーティとしての立ち回りを考えたアクションをするため、その動きはしっかり考えてあり、あまりにも洗練されていた。後方からの支援がしやすい。
私はと言うと、弓隊の一員である。基本は遠距離からコツコツ当てていくのがラシ遺跡攻略の肝であるから、それに従ってひたすら弓役に徹している。
ラシ遺跡は狭い割に魔物の数が多く、1層を突破するのも容易ではない。実際半年ほぼ毎日トライしたが、2層まで到達できたのが14回、3層までだとわずか5回である。
明らかに物量が足りてないが遺跡が狭いから人手を足すわけにもいかない。
これがB級遺跡、ラシ遺跡。
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