表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/48

第六話 お宝発見!?ダンジョン探索 ~チャプター1~

 ゴブリン退治のクエストから3日。


 俺たちはその間休みを取って、今日から活動再開するが…


「よ~し、今日からまたがんばろ~!」

「あ、ああ…」「うん…」


 新たなトラウマをそれぞれ植え付けられてしまった俺とメル。休息を取ってる間もそれらを拭いきれず、足取りも醸し出す空気もとても重い。


(ど、ど~しよう…。なんだかまだ気まずい…。)


 さすがのリーナもこの空気を打開できないまま一行はギルドに着いた。



「あら、遅かったわね。」


 ギルドにはノルンとシエルが待ち受けていた。


「…なんで居るんですか?」

「失礼ね。居ちゃ悪い?」

「皆さんの事を心配していたのですよ、ノルンさんは。勿論わたくしもそうです。」


 まぁ、この二人も一応冒険者でもあるから居てもおかしい事は何もない。


「にしても、ま~だ引き摺ってるようね。メルの方はまぁ仕方ないけど、アンタはもうちょっと根性見せなさいよ。冒険者やるならあんなのこれからいくらでも拝むことになるわよ。」

「まあまあ。あれは少々キツ過ぎだとは思いますよ。それで、今日からまたクエストですか?」

「うん、まぁ。」


 たしかにまだ引き摺ってはいるけど、それを理由にいつまでも引きこもっては居られないからな。


「でもどうしようか…。また薬草採取から―――」

「何言ってんの?もう一度モンスター退治行きなさいよ。」


 ノルンが強引に話を推し進めようとしてくる。


「大丈夫よ。死体がキモくなきゃいいんでしょ?例えば…そう、スライムとか?」

「スライムか…。」


 この世界のスライムがどんなものなのかは知らないけど、確かにそれならスプラッターな目に遭わなそうだな。


「でしたら、こちらのクエストはどうですか?」


 エミリーさんがクエストを提示してくれた。


「近頃、廃鉱になったミスリル鉱山にスライムが大量発生するという事案が発生しております。なのでその駆除が今回のクエストになります。」

「鉱山ですか…」

「はい。クエスト自体は魔物退治が主体ですが、ダンジョン探索に近いところもありますね。廃鉱にはなっているのであまり物は残されてないと思いますが、鉱山内の物は自由に持ち帰ってもらっても構わないそうです。」


 ダンジョン探索か…。異世界に来てだいぶ経つけど、まだダンジョンに行ったことはないな。


「うん。魔物退治だけど、これならいい気分転換になりそうだね。やってみようよ、みんな。」

「そうだな…。わかりました。このクエスト受けます!」


 こうして俺たちはスライム退治のため初のダンジョン探索に向かう事になったが…。


「それじゃあ、気を付けていってらっしゃいね。」

「あれ?ノルン来ないの?」


 なんだ?あれだけ人を煽っておいて自分はついてこないのか?


「アタシも一緒に行きたいのはやまやまなんだけど、これから公務(オシゴト)があるのよ。ごめんね、メル。」

「ノルン…。そっか、オシゴトなら仕方ないよね。」

「ノルンさんが来れないのは残念ですが、わたくしはご一緒しますのでご安心ください。」


 シエルはついてきてくれるそうだ。けどこの方、考えてることが全然読めなくてノルンとは別の意味で気が重いんだよなぁ。


「何よ。アンタもアタシについてきてほしかったワケ?」

「え、いや…別に…。」

「しょうがないわね。アンタにはこれを渡しとくわ。」


 ノルンはそう言ってカバンからペンダントを取り出し、俺に渡してきた。


「これは…?」

()()()よ。アタシだと思って、肌身離さず大事に持ってなさい。失くしたり壊したりしたらコロすわよ。」

「は、はぁ…。」


 アナタだと思って大事に、押し入れの奥に仕舞っておきたいです。


 そして改めて俺たちはミスリル鉱山へと向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ