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第12羽 メッセージ ④殺人 /シカゴフットワーク -1/4-
ノアは走っていた。
くそ、俺、殺人犯だ!!
「何なんだ!あいつら!!」
防護服の集団には、さほど戦闘能力が無かったのが幸いした。
イアン達は屋根を伝って逃げて、端から地上に降りた。
地上は住民達でパニックになっていた。
ノアはヤケドしまくった。…あのまま捕まって死ぬかと思った。
車のタイヤの音がする。今も追われている。
「あいつらあり得ない!だって他の家まで燃やして!」
ノアは叫んだ。建物の周囲にガソリン。扉を壊し手榴弾、そして突入。
つまり、入り込んだ自分達も出られない。それでも奴らは入って来た。
「そういう最悪の集団だ!くそ!だから反対したんだ!!」
同じく走りながらイアンが叫んだ。携帯電話取り出す。
携帯はつながらないらしい。
息を切らして走り、垣根を一つ跳び越える。
そこには、厳つい男達がたむろしていた。




