表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら孤児になった!魔物に育てられた魔物使い(剣士)  作者: 壱弐参


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

149/164

第百四十話「異世界のお空の上」

「ほれ、約束の剣だが……何に使うんだ?」

「明日、南の国の大王に献上します」

「あの同盟の話か!

 しかし、それならお前が作った剣の方が良いんじゃないか?」

「世の中ネームバリューって大事なんですよ」

「それよりもドンさん、この現状について説明をお願いします」

「あれ、あまり驚いてませんね。

 この天使が大魔王スンですよ?」

「…………これ位で驚いては第9剣士部隊の序列3位は務まりません」

「お茶汲みは務まりません!」

「ほぉ、レウスの部下か……。

 実力はまだまだだが……なるほど、良い顔をしておるな」

「あ、こいつチャッピーです」

「あぁん、見られてるわ〜♪

 視線がっ、視線が熱いのぉ〜!」

「この気持ち悪いのがマカオです」

「「「よ、よろしく……」」」

「ところでレウスはいつまでそのポーズをしてるのだ!?」

「これがハティー、まだ紹介してませんでしたね」

「なのだ!」

「尻尾……魔物ですか?」

「デスウルフリーダー……ですかね?」

「ジェイド君お見事ー」

「なはははは、褒めてやるのだ!」

「んで、俺と同じポーズをしていてこのエロエロなのは、アンジー改めビアンカです」

「どーも♪」

「そこで鼻を拭いてるのがスーレ改めキャスカです」

「よ、よろしく……ちーん」

「で、気持ち悪いポーズのドンという男は、本当は何者なんだ?」

「レウス・コンクルードと理解してくれたら嬉しいですね」

「……なるほど、あの規格外の鍛治技術……私はようやく納得がいったな」

「こ、これ位で驚いていたら第9剣士部ちゃいにょ序列しゃん位は務まりません!」

「お、お茶汲みで光栄です!」

「……ありがとうございます」

「レウス、そのポーズはいつまで続けるのだ?」

「チャッピーもいつまで続けるんだ?」

「タイミングを逃したんだよ」

「奇遇だな、俺もだ」

「あぁん、レウスのお尻素敵〜♪」

「きゅきゅ!?」

「マカオ、それはスンの尻だ」

「もう誰でもいいわ〜♪」

「スン、斬ってもいいぞ」

「きゅい!」

「ちょ、ちょ、ちょっと〜、もうわかったわよ〜!」

「これが……」

「ミナさん?」

「これがあなたの日常なんですね……」

「……平和でしょ?」

「そのポーズを見る限り、それはよく伝わってきます」

「ドン、お前の頭は平和って言われてるぞ」

「楽で良いですよー?」

「あはは、僕も楽しそうだと思います」

「現在、「全世界でグルになって皆でがっぽり儲けて幸せになろうぜ大作戦」を決行中でして、神者ギルドは……まぁついでみたいなもんです」

「私には悪どい作戦にしか聞こえないぞ」

「騙したり誘拐したり斬ったりしてるので否定は出来ませんね」

「では、リュウリュウ様はやはり?」

「えぇ、現在――」

「きゅっきゅ、きゅきゅきゅーきゅ!」

「えーっとギャルオの「男こそ辛いよ」と、ガラードの「グルメ王に私はなった!」を観てるとの事です」

「きゅいっきゅきゅーきゅ!」

「この後には、超大作、ラーナの「不死鳥との歩み方」が公開予定なので奮ってご参加ください……だそうです」

「あれ、我の大作はいつ公開なんだ!?」

「あら、アタシのは〜?」

「きゅーきゅい、きゅきゅっきゅっ!」

「チャッピーの「我とレウス」は、本当にチャッピーとレウスの事しか書いてないのでお蔵入りです!」

「きゅ、きゅーきゅいきゅいっきゅ!」

「尚、マカオの「マカオ、愛のステップアップとカウントダウン♪」は審査員が読むのを躊躇った為、永久封印されました! だってさ」

「ちょっと、審査員誰よ!」

「我の作品が……お、お蔵入りだと!?」

「きゅーきゅきゅぅ!」

「その後も充実なラインナップでお送りします! だそうだ。

 ふむ……俺も観たくなってきたな」


【神の「緻密な創世作業」もよろしく】

【お蔵入り確定だな】

【な、何故じゃ!?】

【理解が追いつかないからだ】

【うーむ……確かにこやつらに教えるとなると、注釈だけで大作になってしまいそうじゃな……】

【いや、きっと俺でもわからないぞ?】

【ビッグバンくらいわかるじゃろう?】

【まぁその程度は】

【そこまでの説明が大変じゃ】

【簡単な理科からだな】

【超大作じゃな!】

【お蔵入り確定だな】

【…………】


「ところでレウス、負けた場合の「大サービス」って何だったの~?」

「その姿勢を崩したら教えてやる」

「うふふふ、さぁメチャクチャにしてっ!」

「マカオ、我も知りたいからその美の姿勢とやらを正すがよい」

「私も気になるのだ!」

「きゅっきゅー!」

「おし、しょうがないから皆チャッピーに乗れ!」

「一体何が始まるというんだ?」

「チャムさん、一見の価値有りですよ。

 さぁ乗って乗って!」

「チャッピーさんに乗るのは2回目ですね!」

「ジェイド……だったか?」

「はい!」

「そちらはミナだな?」

「えぇ」

「そしてチャムか」

「よろしく頼みます」

「レウスの友は我の友だ……」


 あ、なんか3人が「やっべ、召喚獣の友達出来ちゃった」って顔してるけど……。

 どうせこの後チャッピーが――


「あ、レウス、我ととととともだちで良いんだよね!?」

「友達じゃないな」

「え、何で!?」

「大親友だ」

「…………ぶわぁっ!」

「「「…………」」」

「あ、皆耳塞いで」

「わ、我とレウスが大親友だってぇえええええええええええっ!!!!」

「「「っ!?」」」


 相変わらずうっさいな。

 一体誰に向かって叫んでるんだ?


「……して、レウス……この後どうするのだ?」

「よし、チャッピー号発進!」

「フハハハハハ、我こそはチャッピー!

 偉大なる空の支配者なりっ!」


 バビュンッ!


「な、なんだこの速さは!?

 以前ルミさんに乗せてもらった時の最高速度より全然速いぞ!?」

「ハートが大事なのよ~♪」

「聞き辛いからこっからは通心ケーブル使うぞー」

「「「はーい」」」

「「「通心……ケーブル?」」」

「これ握ってくれ!」

「「「?」」」


『マカオキモチワルイマカオキモチワルイ』

『や~ね~、そんなに褒めないでよ~♪』

『『『…………』』』

『話には聞いてたけど、これ凄いね!』

『全員一応(オーラ)で身体覆っておいてねー。

 それ以外は俺が何とかすっから』

『あら、何か危険な予感ねっ』

『レウス、大丈夫なのか!?』

『風圧で鼻水が果てしなく伸びてるぞ、キャスカ』

『わぁ、今拭くよー!』

『これがスンちゃんの声ね~♪』

『スン、喋れるのか!?』

『この中限定だけどね』

『なんか新鮮だけど新鮮じゃないわねっ♪』

『レウス、もう喋って良いのか!?』

『塞ぐのは口や心じゃなくて耳だぞハティー』

『そうなのか!?』

『そうなのだ!』

『レウス、我どうすればよかと!?』

『皆、バランス崩さないようにな!

 よしチャッピー、大気圏突破だ!』

『ちょっとわかんない!』

『真っすぐ上だ!』

『フハハハハハ!

 そんな事、この空の支配者ならば楽勝だぞ!』


 ゴゴゴゴゴッ


『レウス、一体どこまで行くのだ!?』

『ちょっとした絶景スポットに行くんだよ』


 ゴッゴッゴッゴッゴッ


『ぬ、レウス、これ以上は風をつかめぬぞ!』

『アタシでもこれ以上は飛べないわね~』

『チャッピー、反転して気口砲!』


「ガァアアアアアアアアアアッ!」


 ドッドッドッドッドッ!


(オーラ)の残量は気にしなくていいぞ!

 どんどんぶっ放してくれぃ!』

『息が続かない!』

『気合いだよ、チャッピー君!』

『あ、今のはガディスのモノマネねっ?』

『レウス空気頂戴!』

『俺は酸素込みの皆の防護フィルターを作るので忙しいんだ』

『よし、スン交代だ!』

『任せて!』


「ぎゅいいいいいいいいいぃっ!」


 ゴゴゴゴゴッ


『凄い叫び声だな』

『はぁはぁ、死ぬかと思ったぞ』

『なんで心の中で息切れするんだよ』

『この辛さを伝える為だ』

『レウスー、交代お願い!』

『よし、チャッピーゴー!』

『はやいよ!

 何でマカオとかハティーじゃ駄目なの!?』

『ハティーは飛べないし、マカオもこの高度じゃ飛べないからな。

 スンみたいにしっかり身体を固定しながら吐けるのはいないんだ。

 だから残るは土台のチャッピーしかいないんだよ』

『何か我の大サービスじゃないそれ!?』

『いいからチャッピーゴー!』


「ガァアアアアアアアアアアッ!」


 ドッドッドッドッドッ






『なんだか空が暗くなってきましたね……』

『凄いぞレウス!』

『空が星だらけなのだ!』

『ロンティックねぇ~♪』

『ホント凄いです!』

『それになんかフワフワするのだ!』

『絶対にチャッピーから離れちゃダメだぞ。

 俺でも助けられんからな。

 あと、この球体の膜から出たら……』


【どうなるんだ?】

【窒息するじゃろうな】

【気圧でどうにかなっちゃうんだっけ?】

【生身じゃと減圧に耐え切れず、そのうち血が沸騰して死に至るじゃろうな】

(オーラ)で覆ってても?】

【それならば……可能じゃが、どのみち酸素ないから窒息じゃな。

 やはりここから出たらジ・エンドじゃ】


『だそうです!』

『ドンさん、今のは……誰ですか?』

『ただの浮気性のお爺さんですよ』

『浮ついた気持ちじゃ、そのうちどこかに飛んでいっちゃうわよ~?』

『そう、いつでも本気が重要なんだ』

『あら、気が合うわねレウス?』

『ドンを本気にさせるなら追い込めるだけ追い込めばイケルわよっ♪』

『今後の参考にさせて頂きます』

『なっ、お前、レウスドンの嫁になるつもりか!?』


 誰だそれ?


 あ、レウスなのだ!


『くそ、突っ込みも出来やしねぇ』

『ち、ちがっ……わ、私がそれを参考にするのは、今後のドンさんの対応でという事ですっ』

『んー、よくわからないのだ!』

『あ、もう喋れるんだった』

『えー、我このままでいいよ!』

『へいへい』

『しかし……こんな所に来ようなんて思った事もなかったわ~』

『フハハハハ、我ー、我のおかげー!』

『おう、お疲れさん』

『疲れてないし!』

『んじゃ今度皆も連れて来てやろう』

『本当は疲れました!』

『おう、お疲れさん』

『どういたしまして』

『ほれ、皆自分達の星を見てみなせぇ』

『『『わぁ……』』』

『レウス、緑とか茶とか白とか一杯なのだ!』

『ほとんど茶や白って事は、やっぱり水が少ないんだなー』

『あのごちゃごちゃしてるのがエヴァンスかしらっ?』

『って事はあれはゲブラーナだ!』

『チャベルンは……ほとんどわかりませんが、多分あそこですね!』

『ドンさん……ここは何という場所なんでしょう?』

『宇宙ってやつですね』

『『『う……ちゅう』』』

『世界とは丸いのだな……。

 もう我ビックリ!』

『それが無けりゃカッコイイんだよ』

『レウスの前で着飾っても仕方なかろう?』

『さいですかー』

『本当に仲がよろしいのですね』

『我とレウスは……だ、大親友だからな!』

『私とレウスは(つがい)なのだ!』

『僕も親友だよ!』

『アタシとレウスは禁断の愛――』

『ところでチャムさん……さっきからずっと黙ってますけど、大丈夫っすか?』

『あ、いや……』

『うふ、感動ってやつねっ♪』

『アハハハハハハッ!

 本当にケント君と一緒だと飽きないなーっ!』


『『『『なっ!?』』』』


『……流石にビックリしましたよ』

『遊びに向かってたら、空に飛びあがるチャッピーさんが見えてねっ。

 飛びあがって、尻尾に掴まってたんだよっ♪』

『そういえば尻尾に違和感があったな』

『あの状況だから気付かなくてもしょうがないが……ホント毎回現れますね』

『あははは、任してよっ!』





 小1時間程、宇宙遊泳を楽しんで地上まで戻って参りました!


 さぁて、いよいよ明日は南の国編ですよ!


 ……多分!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↓連載中です↓

『天才派遣所の秀才異端児 ~天才の能力を全て取り込む、秀才の成り上がり~』
【天才×秀才】全ての天才を呑み込む、秀才の歩み。

『善良なる隣人 ~魔王よ、勇者よ、これが獣だ~』
獣の本当の強さを、我々はまだ知らない。

『半端でハンパないおっさんの吸血鬼生 ~最強を目指す吸血鬼の第三勢力~』
おっさんは、魔王と同じ能力【血鎖の転換】を得て吸血鬼に転生した!
ねじ曲がって一周しちゃうくらい性格が歪んだおっさんの成り上がり!

『使い魔は使い魔使い(完結済)』
召喚士の主人公が召喚した使い魔は召喚士だった!? 熱い現代ファンタジーならこれ!

↓第1~2巻が発売中です↓
『がけっぷち冒険者の魔王体験』
冴えない冒険者と、マントの姿となってしまった魔王の、地獄のブートキャンプ。
がけっぷち冒険者が半ば強制的に強くなっていくさまを是非見てください。

↓原作小説第1~14巻(完結)・コミック1~9巻が発売中です↓
『悠久の愚者アズリーの、賢者のすゝめ』
神薬【悠久の雫】を飲んで不老となったアズリーとポチのドタバタコメディ!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ