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第31・5話
「なんだこれ……?」
31話目の投稿直後。
俺は混乱する。
「話はもうすぐ終わりなのに、なんで続きがあるみたいになってんだよ? しかも十年、二十年後って……。完全に次世代の子どもたちの話じゃねえか」
話の続きなんて何も考えていない。
俺はどうすればいいかわからなくなった。
話を修正することは可能だが、これから仕事がある。
今から修正し直すだけの時間はない。
「いや、落ち着け……。ただ話の続きを匂わせているだけで実際そうなるとは限らない」
むしろその可能性の方が高い。
続きは読者に想像してもらうための伏線。
次の戦いは次世代の子どもたちの時代。
このまま無理に続ける必要はない。
「つーか、今回の話で最後かと思ってたんだけど……。このあとエピローグ的な話があるのか?」
戦後の日常的な風景も、読者にとって楽しみの一つである。
誰と誰がくっ付いたとかも気になるしな。
俺は話の修正をやめ、パソコンの電源を落とした。
この手のハプニングには、もう慣れた。
今さらジタバタしても、何も始まらない。
俺はいつものように仏壇の前に移動した。




